アークエッジ・スペースが環境保全研究費補助金を受け取る
株式会社アークエッジ・スペースは、環境省が公募した「令和7年度の環境保全研究費補助金」に見事採択されました。この支援事業は、環境スタートアップの研究開発から事業化に向けたサポートを提供するものであり、アークエッジ・スペースの提案した事業がその一環として評価されました。
採択された事業の詳細
採択された事業のタイトルは、「多様な衛星を活用した自然環境改変やリスクの検出・分析手法とプラットフォームの開発に関するR&D事業」です。このプロジェクトは、衛星データの有効活用を通じて自然環境の変化や影響を長期的かつ効率的に把握することを目的としています。特に、人間の活動や自然現象、災害による影響を迅速に検出し、得られたデータを多くの関係者に共有することで、効果的な施策の立案を目指しています。
この研究が成功すれば、自然資本の保護ビジネスにも寄与し、持続可能な環境構築に向けた一歩となるでしょう。事業のパートナーとしては、株式会社Heliosが共同事業者となっています。
地域密着型の取り組み
アークエッジ・スペースは、これまでも鹿児島県で自治体や農業分野との協力を進めてきました。衛星データを用いた森林管理や気候変動適応型の農業支援などがその一例です。今回の補助金を糧に、この鹿児島での取り組みをさらに深め、効率的な事業展開を図ります。
特に、地域の豊かな自然環境の保全や産業のデジタルトランスフォーメーションに向けた課題解決に貢献するとともに、地域社会における研究成果の実装を加速させる狙いです。
株式会社アークエッジ・スペースについて
株式会社アークエッジ・スペースは、宇宙に関する高い技術力を持つスタートアップ企業です。超小型衛星コンステレーションの設計・運用を行い、衛星を通じて持続可能な未来の実現を目指しています。用途としては、地球観測、衛星通信、光通信、低軌道の衛星測位など多岐にわたり、月面活動や深宇宙探査といった新たなミッションニーズにも応えていく方針です。
本社は東京都江東区に位置し、代表取締役の福代孝良氏が先頭に立って事業を推進しています。アークエッジ・スペースは、衛星技術を駆使し、人々がよりビジョンのある未来を享受できるよう、地球環境の保全に貢献していきます。