FUTABAアートの挑戦
2025-12-12 13:36:28

壁画アートが織り成す地域再生の可能性「FUTABA Art District」

壁画アートが織り成す地域再生の可能性「FUTABA Art District」



福島県双葉町で行われている壁画プロジェクト「FUTABA Art District」が、経済産業省とForbes JAPANが主催する「ART & BUSINESS AWARD 2025」のローカルインパクト部門でファイナリストに選ばれました。同プロジェクトは、2011年の原発事故により住民がゼロとなった町に、アートを通じて人々の思いを取り戻すことを目的に始まりました。

プロジェクトの概要と意義


この壁画プロジェクトは、株式会社OVER ALLsが手掛けており、2020年にスタートしました。元住民をはじめとする地域の方々の協力を得ながら、現在までに15点以上の壁画が町に新しい風を吹き込んでいます。特に2022年に完成した大壁画には、町の25名の笑顔が描かれており、地域への愛着を生む要素となっています。

アートが地域に根付くことで、双葉町は「帰る理由」と「訪れる理由」を持ち始めました。この取り組みは、単なる芸術活動を超え、地域経済の循環や関係人口の創出に繋がる新しい価値を生み出しています。

ART & BUSINESS AWARD 2025について


「ART & BUSINESS AWARD 2025」は、企業とアートが共創することで新たな経済的価値を創造することを目指しています。特にローカルインパクト部門では、地域特性を活かした取り組みを通じた経済的価値の創出が評価されています。本年度は150を超えるエントリーから選ばれた優れたプロジェクトの一つとして、FUTABA Art Districtはその可能性を示しました。

経済的価値の創造への取り組み


OVER ALLsは、「情熱大陸」や「news zero」など多くのメディアでも紹介されているミューラルアートカンパニーです。企業としてアートを通じた地域貢献を行っており、みずほ銀行や損保ジャパンなどの企業ともコラボレーションを行っています。その結果、アートが地域経済に良い影響を与えると同時に、地域住民に喜びをもたらすという双方向の価値を生んでいます。

未来への展望


「FUTABA Art District」の活動は、地域再生や企業の社会的責任、アートとの共創を具現化した理想的なプロジェクトです。今後も地域独自の魅力を生かしたアート活動が続けられることで、双葉町のさらなる成長が期待されます。また、アートが人々を結びつけ、地域のアイデンティティを再構築する重要な要素になるでしょう。

今後もこのプロジェクトの行く先に注目し、地域アートの力がどのように経済や人々の心を動かしていくのかを見守りたいと思います。アートを通じて生まれる新たな価値が、他の地域へも広がっていくことを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社OVER ALLs
住所
東京都港区南青山2-26-35
電話番号
03-6304-7212

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