レバテック、新たな拠点を東と西に開設
レバテック株式会社は、2025年7月7日、広島県と北海道に新たな拠点を開設することを発表しました。この新しい拠点は、地方企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、IT人材の確保を強化することを目指しています。「日本を、IT先進国に。」をビジョンに掲げる同社は、全国的なデジタル化の進行に対応した取り組みを進めています。
エリア拡張の重要性
日本国内ではデジタル化が進んでいますが、特に地方では都市部へ若年層が流出している現状があります。総務省の報告によれば、広島県や北海道でも転出超過が続いており、地方企業が抱える採用に関する問題は依然として深刻です。実施された調査によると、地方企業の43%が応募数の不足を主な採用課題としており、企業は求職者の確保に苦労しています。レバテックは、このような問題を解決するための支援の手を差し伸べることを決意しました。
新たな拠点の詳細
新しい拠点の所在地は以下の通りです:
- 〒060-0005
- 札幌市中央区北5条西5丁目2-5 信金中央金庫ビル 5F
- 〒730-0017
- 広島市中区鉄砲町10-12 広島鉄砲町ビルディング11F
これらの拠点は、地方企業のデジタル化を後押しするための重要な役割を果たし、IT人材を必要としている企業とフリーランスのエンジニアとの最適なマッチングを実現することを目指しています。
レバテック社長のコメント
執行役社長の泉澤は、デジタル化に伴う地方の人材確保の重要性について言及し、次のように語ります。「地方企業は、若年層の都市部への流出や採用のミスマッチといった多くの課題に直面しています。これまで主要都市に集中していた支援を、地方に展開することで、地域のデジタル化を推進し、地方創生に貢献していきたいと考えています。」
取り組むサービスの多様性
レバテックは、IT人材と企業をつなぐための様々なプラットフォームを構築しており、特に仮想的にフリーランスエンジニアと企業をマッチングする「レバテックフリーランス」が有名です。このサービスは業界最大手であり、累計登録者は68万人を超えています。また、クリエイター専門のエージェントや転職支援、プログラミングスクールなど、多岐にわたる支援サービスを提供しています。
未来へ向けたビジョン
レバテックは、今後も地方拠点の展開を進めるだけでなく、地域企業とのさらなる連携を強化し、豊かなデジタル社会の構築を目指します。これにより、地方の経済活性化とIT人材の確保を図り、持続可能な発展を実現していく方針です。
参照リンク
この新たな拠点設立が、地方のDXを推進し、IT人材の流入を促す一助となることが期待されています。