人事労務と生成AI
2026-08-31 11:24:42

約半数の企業が人事労務業務で生成AIを導入、調査結果が示す未来の働き方とは

マネーフォワードが実施した人事労務における生成AI活用調査とは



株式会社マネーフォワードは、2026年7月に人事労務に関する業務に携わっている、あるいは携わった経験のある844名を対象に、「人事労務における生成AI活用の実態調査」を行いました。この調査では、生成AIの導入状況や企業の意識、今後の展望などが把握され、興味深い結果が得られました。

生成AIの導入・活用率



調査結果によれば、人事労務業務における生成AIの導入・活用率は49.9%、未導入は32.8%という結果でした。このことは、多数の企業が既に生成AIを活用していることを示しています。特に、個人情報など機密性の高いデータを取り扱う人事労務領域でも、このテクノロジーの導入が進んでいる点が注目されます。

従業員規模による違い



従業員規模別に見ると、生成AIの導入率は10名以下の企業で26.3%、1,001名以上の企業では78.3%と、約3倍の差があることが分かりました。これは、大企業が情報システムや推進体制を整えた上で、生成AIを導入しやすい環境にあるためと考えられます。特に、101名以上の企業では、6割以上が導入しているという結果でした。

導入済み企業の活用内容



すでに生成AIを活用している企業は、主に「議事録の作成や要約」、「社内規定やマニュアルの作成・改定」などの一般事務作業に利用しています。これらの業務はテキスト処理業務であり、個人情報に直接触れないため、導入が進んでいます。しかし、採用や評価などの判断を伴う領域は3割程度に留まっています。

効果と今後の投資意向



導入企業からは、「コスト削減」が最も多く(41.6%)報告されており、これにより89.1%の企業が今後の生成AIの活用度や投資を拡大する意向を示しています。この傾向からは、業務の効率化だけでなく、質の向上も計られつつあることが読み取れます。

課題と懸念点



一方で、導入に対しては「正確性や信頼性の担保」、「スキルやリテラシーの不足」、「情報漏洩リスク」といった共通の課題が浮かび上がっています。未導入の企業の43.7%は、正確性への不安を抱えていますが、導入済み企業でも36.6%が同様の懸念を示しています。

プライベートでの生成AI活用



さらに、生成AIを未導入の企業の57.8%はプライベートでAIを利用しており、34.3%は人事労務以外の社内業務で生成AIを利用していることが分かりました。これは、生成AI自体の能力に対するニーズはあるが、業務の性質上、導入に踏み切れない企業が多いことを示唆しています。

今後の方向性



マネーフォワードの人事労務部の兼松部長は、調査結果を受けて「特に誤りが許されない労務現場では、AIの出力を鵜呑みにするのではなく、確認を前提とした運用ルールの策定が必要」とコメントしています。また、「人事労務の意思決定や付加価値を高めるツールとしての活用が重要」とも述べています。今後の人事労務業界における生成AIの展望は明るいものと言えるでしょう。

結論



この調査結果は、生成AIの導入が進んでいる証拠であり、今後多くの企業がこの技術を取り入れることによって、効率的で質の高い人事労務業務が実現される可能性を秘めています。企業がどのようにこの技術を業務に活かしていくかが、未来の働き方に大きな影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社マネーフォワード
住所
東京都港区芝浦3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
電話番号

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