訪日外国人向けフィットネスサービス「GYMHOP」が全国展開へ
株式会社HOPPERSが、訪日外国人旅行者向けのフィットネスジムビジターチケット販売サービス「GYMHOP」を全国規模での本格運用を開始することを発表しました。このサービスは2024年4月から一部エリアでテスト運用を行い、多くの利用者から支持を受けていました。新型コロナウイルスの影響から回復した日本は、訪日外国人旅行者数が過去最高を記録しており、彼らのフィットネス需要に応える形でのサービス拡大は、時代のニーズに合致しています。
GYMOPサービスの背景
コロナ禍以前、特に北米や欧州、オーストラリアでは、フィットネスジムの利用が日常生活の一部として定着していました。おおよそ20%の人々が定期的にジムを利用しているとされる中、日本国内では多くの宿泊施設がフィットネスジムを設けていない現状があります。実際、国内のホテルの約95%以上が館内にジムを設置していないため、短期滞在の外国人旅行者にとってのフィットネス利用が困難でした。
「GYMHOP」はこのジレンマを打破し、会員登録の手間を省いて、簡単に街中のジムを利用できるチケットを販売することで新たな解決策を提供しています。テスト運用の結果、掲載しているジムの数も増加し、実際の利用者も増えてきています。
サービスの特徴と利点
この新たなフィットネスサービスが提供する利点は多岐にわたります。まず、店頭での手続きが不要で、1回ごとの利用が可能なため、旅行者は短期間の滞在でも気軽にジムを訪れることができます。
さらに多言語対応が施されており、英語を中心に他の言語でもサービスが提供されるため、外国人旅行者にとって利用しやすい環境が整っています。
全国のジムが簡単に検索できる機能も備えており、旅行先でも気軽にフィットネス施設を見つけ出し、アクセスできるのが特長です。そして、スマートフォンを利用した簡単な決済システムを通じて、チケット購入から決済までが完了する流れは特に利便性が高いです。
掲載される施設には、一般的なフィットネスジムだけでなく、ヨガスタジオや武道、格闘技ジムなどさまざまな施設が含まれ、多様なトレーニングの選択肢を提供しています。
参加するフィットネス施設へのメリット
「GYMHOP」に参加するフィットネス施設にも多くのメリットがあります。まず、新たな収益源を確保できることが大きな利点です。通常の月額会員収入にプラスして、空き時間を活用した追加収益が期待できます。オフピーク時の利用促進によって、稼働率向上にもつながります。さらに、インバウンド市場に参加するチャンスが広がり、外国人旅行者を顧客にすることで施設の国際的な認知度向上にも貢献します。SNSを通じた投稿による投稿は、訪日外国人からの施設の海外PRにつながる可能性も秘めています。
今後のビジョンと拡大計画
この度、「GYMHOP」は参加施設数が50を超え、2026年3月末までに全国100施設への拡大を目指しています。また、2027年3月末までには500施設以上にも拡大する計画が進行中です。フィットネス設備のない宿泊施設との連携強化も視野に入れており、ホテルのフロントでのサービス案内も行う予定です。
「世界中の旅行者が日本滞在中も健康的なライフスタイルを維持できる環境を提供したい」と語る株式会社HOPPERSの代表。この新しいサービスが訪日外国人にとってのフィットネス利用の選択肢を広げ、日本での滞在をより充実したものにすることが期待されています。
株式会社HOPPERSについて
株式会社HOPPERSは、観光資源が乏しい地方都市に世界の旅行者を送客し、経済的な潤いをもたらすことで地方創生を図ることをミッションに持つウェルネスツーリズムに特化したスタートアップ企業です。今後、全国の食や自然、温泉の共演を通じて、心身の健康に関する新たなウェルネスプログラムを提案していく計画です。これにより観光だけでなく、「健康や回復」を目的とした旅行の提供を目指しています。
GYMHOPお問い合わせページ
株式会社HOPPERS 広報担当
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TEL: 090-5059-3004