画期的ながんリスク検査に向けた新たな一歩
2026年2月23日、株式会社サリバテック(山形県鶴岡市)は、スリランカのHayleys Lifesciences (Pvt) Ltd.と覚書(MOU)を締結しました。この契約は、スリランカにおけるだ液を用いたがんリスク検査の有効性を検証するための共同研究を目的としています。
調印式はコロンボにあるHayleysグループ本社で行われ、スリランカのジャパン大使である磯俣秋男氏や、HayleysグループのMohan Pandithage会長、Hayleysライフサイエンスの社長Wasaba Jayasekera氏が出席しました。また、JICAスリランカ事務所やJETROコロンボ事務所からも代表者が参加し、国際的な協力のもとでのこの取り組みが再確認されました。
サリバチェッカーの特長
当社が提供する「サリバチェッカー」は、だ液中の代謝物の濃度を詳細に分析し、AI技術を用いてがん罹患リスクを評価するサービスです。この検査の最大の特徴は、採血を必要とせず、家庭内の任意の場所で簡単に検体を采取できることです。これにより、ユーザーは身体的負担を抱えることなく、より多くの人々が最新の非侵襲的診断技術にアクセスできるようになります。
サリバチェッカーは、男性の場合は肺がん、胃がん、大腸がん、膵がん、口腔がんの5種類、女性には乳がんを加えた6種類それぞれのリスクを一度の検査で評価することが可能です。この検査結果をもとに、適切な医療機関を受診することで、早期がんの発見や介入につながります。これまでに国内で11万人以上が利用しており、その信頼性は実証されています。
コロンボ大学との連携
今回のMOUに基づき、今後はコロンボ大学の生化学・分子生物学・生物工学研究所(IBMBB)と協力し、スリランカの人々に特有のメタボローム解析技術の開発を進めていく予定です。サリバテックの代表取締役、砂村眞琴氏は「だ液によるがんリスク検査は、体の変化を早期に捉え、早期がん・前がん病変の段階で適切な介入を行うために設計されています。スリランカ国民の健康とウェルビーイングに寄与できることを望んでいます」と語りました。
サリバテックのビジョン
当社は、スクリーニング検査事業を通じて、疾病の早期発見と早期介入を推進し、社会に人々の「いのち」と「からだ」を守る仕組みを提案しています。アカデミアとの連携を深めながら、技術開発と臨床研究を進め、成果を迅速に社会に還元していくことをミッションとしています。
この新たな国際共同研究の成功が、スリランカ及び世界中のがん患者にとって、大きな知らせとなることを期待しています。