カンロが環境部門で「食品産業センター会長賞」を受賞！

カンロ、環境部門での受賞を果たす

カンロ株式会社は、環境への配慮を強化する中で「第46回食品産業優良企業等表彰」の環境部門において、食品産業センター会長賞を受賞しました。この受賞は、同社が推し進めている廃棄包材のアップサイクル活動や持続可能な社会の実現に向けた取り組みが認められた結果です。

廃棄包材のアップサイクル

廃棄包材を有効に活用するために、カンロはフューチャーデザイン事業を立ち上げ、毎年発生する約94トンの廃棄包材への対応を進めています。特に製品パッケージに使われることが多い複合フィルムや印刷フィルムは、リサイクルが難しいとされています。しかし、カンロはデザインファーム「ペーパーパレード」と連携し、廃棄予定のパッケージを活用して雑貨（例えばバッグやペンケースなど）を製作することに成功しました。この取り組みはクラウドファンディングを通じて始まり、現在ではポップアップストアやオンラインショップでも販売されています。

プラスチックのリサイクル

さらに、海洋プラスチックや他の企業から出るプラスチックゴミについても、実績のあるスタートアップ企業「リマーレ」と協力しています。カンロの商品から出る廃棄包材を粉砕し、熱圧着して新たな形状にすることで、建材などに活用できる可能性を探っています。こうした動きは、企業としての責任を果たし、資源循環型社会の実現に寄与するものです。

食品産業優良企業等表彰とは

「食品産業優良企業等表彰」は、昭和54年に設立され、食品産業の発展や国民の食生活向上への貢献を目的としています。各分野で顕著な成果を上げた企業や個人が広く認識され、表彰されるこの取り組みは、農林水産省の後援を受けています。

未来へのビジョン

カンロは、自社のパーパスである「Sweeten the Future」を掲げ、持続可能な成長を目指しています。2025年2月には「中期経営計画2030」が策定され、同社の新たなビジョン「Kanro Vision 2.0」も発表されました。このビジョンは、人々と社会に笑顔を届けることを重点に置いており、未来へ向けた革新を続ける決意を示しています。

特に、環境問題への取り組みを強化し、新しい価値を創造していく中で、これからも社会の課題解決につながるような企業活動を続けていくことが期待されています。

カンロの事業を通じて、私たちの生活の中に甘さと笑顔をもたらす物語は、今後も展開していくことでしょう。これからの取り組みがどのように進化し、環境問題の解決に貢献するのか、その動向に注目が集まっています。