医療技術を活用！知床の旬を閉じ込めた生筋子の全国配送開始

知床産の生筋子が全国に届く！

株式会社ヤマトバイオレッツは、医療分野での冷凍技術を用いて、知床の秋鮭筋子を「生」の状態のまま急速冷凍し、全国配送を開始することを発表しました。この新商品は、2025年11月1日より通販が可能となります。

CAS冷凍技術とは

CAS（Cells Alive System）冷凍技術は、細胞を傷つけずに凍結する革新的な方法です。磁場と電磁波を活用し、凍結過程で細胞膜を保護し、品質を可能な限り保持します。これにより、解凍後も「生」に近い形で食材を楽しむことができるのです。通常の冷凍工程では、氷の結晶が細胞を破壊するため、食材の旨味と食感が損なわれますが、CAS冷凍技術はその心配がありません。

新しい流通モデルの確立

これまでは、一般的な筋子・いくらは数回の冷凍工程を経ていたため、風味や食感が失われてしまうことがありました。しかし、ヤマトバイオレッツの「生筋子」は、工場に入った後、一度も冷凍することなく、CAS冷凍によって瞬時に凍結します。これにより、産地の新鮮さをそのまま全国のお客様に届けることが実現しました。2025年は秋鮭の漁獲が不漁であるため、安定した品質の提供が急務でしたが、この技術を利用することで、数量限定ながら通年で「旬の味」を楽しんでいただけます。

知床の環境が育む「極上の筋子」

知床地域は、豊かな漁場として知られています。アムール川由来の栄養やプランクトンが流氷に乗って運ばれ、海・川・森が一体となって豊かさを生んでいます。この地域での秋鮭の卵は、特に9月末から10月初旬の間が柔らかく美味しい時期です。この貴重な「旬」を逃すことなく厳選し、ストレスを最小限に抑えた状態で工場へ直送し、即座にCAS冷凍処理が施されます。