Formlabsが最新3Dプリンタソフトウェアを発表、効率的な運用を実現

株式会社システムクリエイト（大阪府東大阪市）が今回発表した、Formlabs社の最新3Dプリンター用ソフトウェアは、ますます進化した機能が注目されています。新しいソフトウェアでは、実行中のプリントジョブに新たなモデルを追加する機能や、複数のプリンターを一元管理できるダッシュボードなど、効率的な管理が可能になります。このアップデートにより、使用者はチームでの連携が向上し、全体の作業効率や生産性が飛躍的に改善されることが期待されています。

新機能の詳細

新ソフトウェアは、特に以下の機能が強化されています。

- グループキュー機能: プリントジョブを共有キューに送信し、次に利用可能なプリンターがあれば、自動的にそのジョブを開始します。これにより、待機時間が短縮され、プリントワークフローが効率的に進行します。

- クラウドスライシング: 従来のローカル処理に変わり、クラウド上でプリントファイルを処理することで、ユーザーのコンピュータにかかる負担を軽減します。

- 印刷物のリアルタイム監視: プリント中の作業をリアルタイムで確認できるため、トラブルシューティングがスムーズに行えます。

これらの機能により、1つのインターフェースで複数台のプリンターを管理できるようになります。ユーザーは、レジンの使用量やプリント履歴、メンテナンス必要性も一目で把握でき、効率的な運用が実現します。

PreForm 3.4.6の特徴

今回のアップデートされたPreForm 3.4.6は、7ヶ国語に対応しています。06年に施行されたこの新機能により、英語をはじめ、ドイツ語、スペイン語、フランス語、イタリア語、日本語、中国語と多岐に渡る言語での使用が可能になり、世界中のユーザーにとってより快適な環境が提供されます。また、設定メニューから使用する言語を簡単に変更できるため、多文化のチームでも対応できます。

さらに、SLSプリンターへの新機能「実行中のジョブに追加」が加わり、生産性向上が期待できるようになりました。この機能を利用することで、一度開始したプリントサイクルが終わるのを待つことなく、新しいモデルを追加することができます。特に、受託メーカーや小ロット生産施設にとって、この機能は極めて有用です。

会社情報

システムクリエイトは1982年に設立された会社で、ものづくり企業向けのソリューションを提供しています。3Dプリンタやスキャナ、CAD/CAMソフトウェアなど幅広いサービスを展開しており、技術サポートやトレーニングも実施しています。実績あるノウハウを活かし、受託加工や造形サービスの相談にも応じています。

公式サイトも用意されており、詳細情報やサービスが提供されています。3D技術に関する必要性が高まる中、システムクリエイトはさらなる発展を目指しているようです。