未来の介護基金
2025-09-03 11:31:41

介護業界の未来を支える「未来の介護基金」助成先が発表されました

介護業界の新しい試み「未来の介護基金」



2025年9月3日、東京都港区にある公益財団法人日本フィランソロピック財団が第3回「未来の介護基金」の助成先を発表しました。この基金は、高齢者の生活をより豊かに、また自立を支援するための新たな取り組みを行う企業や団体を支えることを目的としており、今回の助成総額は11,709,040円に上ります。

この制度は、日本における介護保険制度が発足してから約20年間の進化を考慮しつつ、さらなる高齢人口の増加に備えるために設立されたものです。それぞれの事業は、高齢者にとっての理想的な介護環境を創出するための試みが推進されています。

助成先のご紹介



今回発表された助成先は、以下の4つの団体です。各団体は異なる地域と視点で高齢者支援のための新たなプロジェクトを進めています。

1. 一般社団法人えんがお(栃木県)
プロジェクト名:「地域の紙袋コストを高齢者の役割に変える、循環モデル事業」
助成金額:2,790,000円
えんがおは、高齢者が地域内での役割を持ちながら、周囲と協力して生活することを目指しています。

2. 特定非営利活動法人おかやま入居支援センター(岡山県)
プロジェクト名:「地域団体とネットワークを構築して高齢者等に安心を提供する事業」
助成金額:3,000,000円
この団体は、地域の様々な団体と協力し、高齢者が安心して生活できるためのネットワークを作り出します。

3. 特定非営利活動法人クロスフィールズ(東京都)
プロジェクト名:「高齢の広域避難者を包摂する地域主体の社会的処方のモデルづくり」
助成金額:2,985,540円
クロスフィールズは、高齢者の避難者に対して、地域が主体となり支援を行う新しいモデルの構築を目指しています。

4. 特定非営利活動法人Link・マネジメント(神奈川県)
プロジェクト名:「高齢者の孤立を防ぎ、人と繋がる地域連携見守り事業」
助成金額:2,933,500円
Link・マネジメントは、地域全体で高齢者を見守る体制を整え、孤立を防ぐ活動に取り組みます。

介護保険制度の進化の必要性



介護保険制度は、日本における高齢者福祉の柱としての役割を果たしていますが、その枠組み内でのサービスが常に最適であるとは限りません。実際に、利用者やその家族のニーズは多様化しており、それに応じた支援が求められています。このような背景から、従来の制度を超えた新たなサービスの開発が不可欠です。

「未来の介護基金」は、介護業界に新たな視点を提供し、社会全体で高齢者を支える仕組み作りを推進しています。この基金を通して助成されるプロジェクトは、現場の声を反映した実用的な支援策となることでしょう。

日本フィランソロピック財団について



日本フィランソロピック財団は、2020年に設立され、寄附を募って社会貢献事業への資金提供を行っています。寄附者の思いを社会に生かし、未来への豊かな社会づくりを目指すこの団体は、今後も介護業界を含め、様々な分野での支援を続けていく予定です。詳細は、公式ウェブサイト(日本フィランソロピック財団)で確認できます。

高齢化が進む日本において、今後の課題として介護サービスの質と量をどう確保していくかが問われており、「未来の介護基金」はその解決に向けた一歩を踏み出しています。これからも介護業界の発展に期待したいところです。


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会社情報

会社名
公益財団法人日本フィランソロピック財団
住所
東京都港区新橋1丁目1番地13号アーバンネット内幸町ビル3階
電話番号
050-3521-0160

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