Z世代の心を掴むサステナブルなファッション体験
繊維商社MNインターファッションと、若者マーケティング研究機関「SHIBUYA109 lab.」がタッグを組み、渋谷109に期間限定のPOPUPストア「NOWING」をオープンしました。このイベントは、SDGsの「つくる責任・つかう責任」をテーマに、Z世代が地球と未来を意識したファッションを楽しむきっかけを提供することを目的としています。
「NOWING」が目指す未来への選択
「NOWING」という店名は、「NOW(今)」と「ing(進行形)」を組み合わせた造語で、Z世代メンバーとのディスカッションから誕生しました。この名前には、「未来は今の延長線上にある」というメッセージが込められています。つまり、未来のために今、どんな選択をするのか、それが重要なのです。
Z世代の意見が詰まった商品セレクション
店内には、SHIBUYA109 lab.のメンバーが「つくる責任・つかう責任」を念頭にセレクトした商品が並びます。メンバーは、単に流行を追うのではなく、長く愛用できる高品質なアイテムを選び、地球環境への配慮とファッションを楽しめることを両立させています。
サステナブルな行動を肯定するPOPUP
「NOWING」では、商品をセレクトしたメンバー自身が、その商品への想いを書き記したブースも設置されています。これは、完璧なサステナビリティを目指すのではなく、日々の生活の中でできる小さなことから始めようという、Z世代メンバーからのメッセージです。
活動の背景
SHIBUYA109 lab.が行った調査によると、Z世代の多くは社会課題に関心を持っているものの、具体的な行動を起こすことに悩んでいることがわかりました。「NOWING」は、こうしたZ世代の悩みを解決し、自分なりのサステナブルなライフスタイルを築くための第一歩を踏み出す場となることを目指しています。
出店ブランド紹介
「NOWING」では、以下のブランドが出店しています。
・AMITIE CREDIR (アミティエ・クレディール)
伝統的な日本の美学を再解釈し、未来と想像力を融合させたブランド。デザイナーの踏分哲也氏が手作業で作り出す装身具は、独創的な素材の組み合わせが特徴です。
・ATELIER PIERROT (アトリエピエロ)
ゴシックロリィタファッションをベースに、上品で華やかなデザインを展開するブランド。フリルや姫袖など、ボリューム感あるシルエットが魅力です。
・52 BY HIKARUMATSUMURA (ゴジュウニバイヒカルマツムラ)
《BAO BAO ISSEY MIYAKE》を手掛けたデザイナー、松村光氏が立ち上げた新ライフプロダクトブランド。糸や針を使わずに、四角いモジュールを組み合わせた革新的なバッグが特徴です。
・BODYSONG. (ボディソング)
「即性」をキーワードに、独自のスタイルを追求するブランド。アートプロジェクトへの参加やクリエイターとのコラボレーションを通して、独自の立ち位置を築いています。
・KoH T (コーティー)
立体裁断とハンドワークによる洋服作りを通して、新しい創造性を追求するブランド。
・BANANA-CLOTH® (バナナクロス)
廃棄されるバナナの茎から生まれた天然繊維「BANANA-CLOTH®」を使った、環境に優しい生地を展開するブランド。
・WA.CLOTH® (ワクロス)
天然のフィラメントファイバー、紙糸から作られた、環境に優しい繊維「WA.CLOTH®」を使った、快適な着心地の洋服を提供するブランド。
・ANNUAL (アニュアル)
ニュージーランドメリノウールを使った高品質な製品を提供するブランド。製品の循環システムを取り入れ、持続可能性を重視しています。
Z世代の未来を変えるプロジェクト
「SHIBUYA109 lab. EYEZ」は、Z世代がSDGsの課題を自分ごと化し、具体的な行動を起こすきっかけとなるような取り組みを展開しています。このプロジェクトは、企業がZ世代の未来に必要とされるものづくりを行うための重要な一歩となるでしょう。
「NOWING」は、単なるファッションイベントではなく、Z世代が自分たちの未来について考え、行動を起こすためのきっかけとなるイベントです。ぜひ足を運んで、サステナブルなファッションの世界に触れてみてください。