大学受験情報収集
2024-11-11 15:49:41

大学受験情報収集は必須!76%の保護者が情報収集で子どもの合格率UP!

大学受験情報収集は保護者にとっても重要!76%が情報収集を実施、合格率に影響も



近年、大学受験の仕組みや形式は年々変化しており、保護者世代が経験した大学受験とは異なる部分も多いのが現状です。そのため、「最近の大学入試は複雑すぎる」「親がどこまで関わればいいのかわからない」と悩む保護者も多いのではないでしょうか?

株式会社DeltaXが運営する塾選びサービス『塾選』では、子どもの大学受験を経験した保護者や受験を控える高校生の保護者に向けて、情報収集の実態や工夫についてアンケート調査を実施しました。

76%の保護者が大学受験の情報収集に取り組んでいる



高校受験と比べると、親の出番は少ないように思える大学受験。では、子どもの大学受験について、保護者はどのくらい関与しているのでしょうか?

2021年から2024年にかけて子どもの大学受験を経験した保護者に対して、「子どもが大学受験をする際、保護者は情報収集しましたか?」という質問をしたところ、なんと76%の保護者が積極的に情報収集を行っていたことが明らかになりました。これは、多くの保護者が子どもの大学受験について一緒に情報収集し、サポートを行っていることを示しています。

情報収集は合格率に影響?第一志望合格率は約12%高い



では、保護者の受験への関与度は子どもの大学合格にどう影響しているのでしょうか?

『塾選』では、情報収集を行った保護者の子どもと、情報収集を行わなかった保護者の子どもを比較した結果、情報収集を行ったと答えた保護者の子どもの方が、約12%多く第一志望の大学に合格しているという結果が出ました。

第一志望校合格を果たせなかった子どもの保護者からは、「準備不足」「情報収集のタイミングの遅れ」といった反省の声が多く聞かれました。

「子どもの意見を重視しすぎて、視野が狭くなってしまった」
「もう少し早くから子どもと一緒に大学受験について調べるべきだった」
* 「試験内容や形式について理解不足だった」

これらの声は、保護者の情報収集力が大学受験の合否に影響を与える可能性を示唆しています。現代の大学受験は制度が複雑化しており、情報収集の有無によって準備の進め方も大きく変わってきます。後悔のない受験にするためにも、早い段階からどんな情報を集めていくべきかを知っておくことが重要です。

第一志望校合格者の多くは「高3夏」に志望校を決めている



アンケート結果によると、第一志望校に合格した方は志望校を決めた時期にも特徴がありました。

まず、大学受験を終えた方全員に志望校を決めた時期をたずねたところ、最も多かったのは「高3春」でした。次に、第一志望校に合格した方に志望校を決めた時期をたずねたところ、「高3夏」が一番多いという結果になりました。次いで「高3春」、「高2夏」の順となりました。

これは、春から夏にかけて受ける模試の結果から「合格の可能性が高い大学」を現実的に選定しやすくなるのが高3の夏だからだと考えられます。「高3夏」に次いで「高3春」「高2夏」という回答が多かったことから、まず高3の春もしくは高2の夏に志望校を決めたあと、模試などの結果から高3の夏に「合格の可能性が高い、かつ自分が行きたい大学」に志望校を再設定していると考えられます。

行きたい大学についての情報収集の時間を考えると、志望校は「高2夏」遅くとも「高3夏」には決めておくと安心です。

これから大学受験の準備を始める保護者は「情報不足」に悩んでいる



ここからは、今まさに大学受験を控えている保護者に実施したアンケート結果に基づいて説明します。

大学受験を控えている保護者の多くが、「どこから情報を集めれば良いかわからない」と、情報収集に関する不安を抱えていることが分かりました。具体的には、学部や学科の内容、大学の雰囲気の調べ方が分からず、情報の入手方法や信頼できる情報源について悩んでいるようです。

保護者が特に重視している情報についてさらに詳しくたずねたところ、「興味のある学部や学科の情報」が51%と最も多く、次いで「学費」が48%、「入試日程などの入試情報」が42%でした。保護者の多くが、子どもの進路選びにおいて将来の学びや費用の準備を重要視していることが伺えます。また、「大学の特徴や取り組み」(41%)や「オープンキャンパスの日程」(39%)も多くの保護者が注目しており、実際に大学の雰囲気を知るための機会を積極的に活用しているようです。

年々変化する大学入試制度が保護者を不安にさせている



保護者世代の時代と比べると、年々複雑化している大学入試。情報のアップデートを頻繁に行う必要があるため、保護者にとって悩みの種です。特に2021年度から名称が変更された「総合型選抜」(旧AO入試)や、私立大学で広がりを見せる「大学入学共通テスト利用方式」など、最近の制度は多様化が進み、「名前は知っているが、具体的な内容がわからない」と感じる保護者も少なくありません。

実際に現役高校生の保護者に聞いたアンケートでも「総合型選抜入試」について「名前は知っているが詳しい内容は知らない」という回答が44%と最も多いという結果になりました。

新しい入試制度の理解が不十分だと、志望校や入試方式の選択肢を十分に活かせないリスクもあります。保護者としても早めに情報を収集し、最新制度を理解しておくことが大切です。

保護者の主な情報収集源は大学の公式サイトやパンフレット



では、受験生の保護者はどこで情報を集めているのでしょうか?調査結果によると、大学受験の情報収集で保護者が最も頼りにしているのは「大学の公式ホームページ」(80%)と「大学の公式パンフレット」(49%)でした。まずは公式から出ている情報を確認し、足りない部分について各々深掘りしていくというスタイルが多いようです。「大学検索情報サイト」や「インターネット上の口コミ」も広く利用されており、さまざまなツールを駆使して情報収集が行われています。

大学受験に関する情報は子ども任せにせず、保護者も協力して知識を深めましょう。

まとめ



子どもの大学受験で後悔しないためには、保護者が早い段階から情報収集を始め、最新の入試制度や学校の情報をよく理解しておくことが大切です。大学入試の制度は年々複雑化していますが、親子で調べることで多くの情報を集めることができます。子どもの興味や希望に合った学部・学科の情報や、実際の試験内容をしっかり把握することで、受験準備もスムーズに進めやすくなります。

『塾選』でも受験制度の仕組みなどを説明した記事を用意しているため、大学受験の情報収集をされる際はぜひご活用ください。

さまざまな情報源を活用し、子どもと一緒に計画的に準備を進めていきましょう。


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