ベンチャーキャピタル向け知財専門家派遣プログラム
特許庁が推進する「ベンチャーキャピタルへの知財専門家派遣プログラム(VC-IPAS)」の公募が延長されました。新たな締切は2025年6月20日(金)の12:59まで。これにより、多くのベンチャーキャピタル(VC)の関与を促す狙いがあるとみられます。
プログラムの目的
本プログラムは、スタートアップの成長を促進するために、弁理士や弁護士といった知的財産の専門家がVCに派遣される仕組みです。これによって、スタートアップの事業戦略に基づく知財戦略の構築をサポートし、投資前、投資後の両方で助けを提供します。
なぜ今、知的財産の重要性が増しているのかと言うと、昨今ではスタートアップの持つ知的財産に注目が集まっており、VCもその価値を判断しつつ、専門家との連携を図ることでリスクを軽減し、成長を促進する必要があるからです。
このプログラムでは、特に知財支援に課題を抱えるVCを対象にしています。知財業務を効果的に行えるよう、専門家と連携して知見を深め、自立した知財業務の遂行が可能となることが目指されています。
応募概要
公募の最新締切は2025年6月20日(金)12:59です。応募が可能な社数は15社で、派遣の開始期間は2025年8月後半から2026年3月6日まで予定されています。なお、派遣期間については予告なく変更する可能性があるとのことです。
応募を希望する場合は、公式の応募フォームに必要事項を記入した上で、指定のメールアドレスに送信してください。詳細については特許庁の公式サイトを確認することができます。
特許庁 HP:
https://www.jpo.go.jp/support/startup/vc-ipas-2025.html
短期コースの用意
今年度は、通常の「半年コース」に加え、プログラムを試してみたいVC向けに短期間の派遣コースも選択できるため、柔軟に対応可能です。自身のニーズに合わせた支援を受けることができます。
公募説明会の動画
また、2025年5月23日に開催された公募説明会と関連の勉強会の様子が収録されたアーカイブ動画も公開されています。この動画ではプログラムの概略や応募方法について詳しく紹介されているため、応募を検討される方には役立つ情報が提供されています。
視聴はこちらから:
YouTubeリンク
VC-IPASプログラムへの参加を通じて、より多くのスタートアップが成長していくことが期待されます。VCの皆様は、ぜひこの機会をご活用ください。