AI駆使のフォワードが新たな資金調達
株式会社フォワード(東京都渋谷区)は、ユナイテッド株式会社および株式会社コロプラネクストからの資金調達を実施し、累計調達額は2.35億円に達しました。これは、AIを活用した採用支援のSaaSプロダクト「エースジョブ」の発展に向けた重要な一歩です。
資金調達の背景
日本の少子高齢化や人的資本経営のトレンドにより、採用活動はかつてないほど重要性を増しています。フォワードは創業当初から人材関連の事業を展開すると決めており、ChatGPTのAPIが解放されたこともあり、生成AIの力を取り入れる良い機会となりました。
現代社会において企業が直面する人材不足は大きな課題であり、それを解決するためには採用担当者一人の力だけでは十分ではありません。多くの企業が依然として従来の待機型採用であり、求職者へのアプローチが不足していることを、300名以上の人事担当者へのヒアリングからも明らかになりました。
そのため、フォワードは「エースジョブ」という生成AIを活用した効果的な採用支援を実現していきます。このプロダクトは、スカウト機能に加えて、採用担当者の業務全般を効率化するツールとして位置づけられています。
フォワードの取り組み
フォワードが提供する「エースジョブ」では、AI技術を駆使し、業務の効率化と効果的な採用を実現します。AIは人間の能力を引き出し、サポートするための技術として位置付けられ、企業の成長にも寄与することが期待されます。
新たに得た資金はマーケティングやプロダクト開発に投入され、サービスの知名度を高めるための重要な資源となります。
投資家の信頼
今回の資金調達に際して、投資家からは高い期待が寄せられています。ユナイテッド株式会社の小畑暁史氏は、人材分野はテクノロジーを活用した解決策が求められる巨大市場であるとコメント。さらに、株式会社コロプラネクストの中島徹也氏も、フォワードが提供するサービスが企業の採用プロセスを効率化し、最適なマッチングを実現すると確信しています。彼らは、フォワードを通じて人材業界にマイナスの影響を与えることなく新たな価値を提供できると期待を寄せています。
フォワードのサービス詳細
フォワードは「エースジョブ」に加えて、他にも多くのプロダクトを展開しています。例えば、キャリア相談をAIが行う「キャリアフォワード」や、LINEで職務経歴書を自動作成する「レジュメフォワード」、オンラインスクール「スキルフォワード」など、多岐にわたるサービスを展開しています。
代表の名古屋考平氏のコメント
代表取締役の名古屋考平氏は、 投資家からの期待に応えるためにチーム一丸となって最善を尽くす意思を示しています。その上で、顧客に対して真摯に向き合い、質の高いサービスを提供し続けることが、今後の発展を決定づけると強調しました。
最後に
フォワードは今後もフィールドを広げ、「世界中の才能を解放する」というミッションを実現するために邁進していきます。これからのプロダクトの発展と、新たな投資による成長に、大いに期待が寄せられています。彼らの挑戦は、採用市場に新たな風を吹かせることでしょう。