ウェス・アンダーソン監督の新たな挑戦
ウェス・アンダーソン監督が手掛けた最新作『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』が、2026年1月21日にブルーレイとDVDとして発売されることが発表された。この映画は、数々の賞を受賞したアンダーソン監督の新たな作品として、多くの映画ファンからの注目を集めている。
映画のあらすじ
本作は、父と娘の再生を描いたクライム・ファミリー・コメディ。物語は1950年代の架空の国家、フェニキアを舞台に、裕福で冷酷な大富豪ザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が、6度の暗殺未遂から生き延びた後、疎遠になっていた娘リーズルを後継者に指名するところから始まる。彼女と共に資金集めの旅に出ることになったザ・ザと、教育者のビョルンとともに、彼らはフェニキア全土を巡る冒険に乗り出すのだ。
豪華キャスト
主演のベニチオ・デル・トロを中心に、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチらの豪華ハリウッドスターが共演している。特に、トム・ハンクスが演じる鉄道王リーランドや、スカーレット・ヨハンソンのヒルダ役など、それぞれが個性的なキャラクターを演じ、物語に深みを与えている。また、リーズル役にはオーディションで選ばれた若手女優ミア・スレアプレトンが抜擢され、その演技にも注目が集まっている。
カンヌ国際映画祭での受賞歴
本作は、第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、プレミア上映では7分半のスタンディングオベーションを受けた。このことからも、その期待の大きさが伺える。アメリカでの先行公開も好調で、初週末には2025年の限定公開作の中で最高の館アベレージを記録し、その後の拡大公開でも興行収入ランキングのトップ10に入るなど、世界中の観客を魅了している。
“本物”へのこだわり
ウェス・アンダーソン監督は、本作において徹底的に“本物”にこだわり、登場する美術品や衣装にも高い品質を求めた。邸宅に飾られるルノワールやマグリットの美術品は、実際に所蔵されているものであり、リーズルのロザリオや衣装も一流ブランドから提供されている。こうしたこだわりが、作品のリアリティと美しさを演出している。
発売情報と特典
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は、2026年1月21日にブルーレイ+DVDセットとして発売され、価格は5,390円(税込)。購入にはアウタースリーブケースが付属する他、Amazon.co.jp限定でポストカード4枚セットの特典も用意されている。特典は数量限定で提供されるため、早めの予約が推奨される。
結論
ウェス・アンダーソン監督が贈る『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は、豪華キャストと独自の視点から描かれた家族の絆と冒険物語であり、待望のホームメディア発売に期待が高まる。映画の魅力を再確認するためにも、ぜひ手に入れてほしい作品だ。