オンライン言語療法の可能性
2025-12-16 11:01:25

2025年保育博で示されたオンライン言語療法の可能性

保育博2025:オンライン言語療法の新たな提案



2025年11月20日から21日にかけて東京浜松町で開催された保育博2025に、一般社団法人ことばサポートネットが出展しました。今回の出展では、保育現場における“ことば”の支援サービス『オンラインことばの教室』が紹介され、多くの関係者の関心を集めました。

現場の課題



保育現場では、言語発達に不安を抱える子どもたちやその保護者からの相談が増加しています。具体的には、発音に関する問題や、どのように支援を行うべきか悩む声が多く寄せられています。また、専門家である言語聴覚士の不足も深刻な問題です。以下のような悩みが具体的に挙げられました。

  • - ことばの発達が気になるが支援方法がわからない
  • - 保護者が心配しても、専門家に相談できる地域が少ない
  • - 保育園では「様子を見ましょう」と言われ、対応に迷っている
  • - 学校の授業と並行して、支援のための送迎が必要で大変

これらの課題を解決するために、私たち言語聴覚士は日々奮闘していますが、地域によってはまだ支援が不足しているのが現状です。

オンラインの可能性



そこで『オンラインことばの教室』の提案が生まれました。オンラインであれば遠隔地にいる気になる子どもたちにも手厚い支援を届けることができ、地域差を克服する手段として期待されています。例えば、発音や話し方に悩む子どもたちが、専門的な指導を受けられるような環境が整えられます。

保育博のブースでは、実際にオンラインでの支援を受けた事例をもとに、参加者にその効果を示しました。来場者からは、「言語療法がオンラインでも可能であることを知らなかった」といった声が多く寄せられ、認知度向上の必要性が浮き彫りになりました。

来場者の声


  • - 「言語聴覚士が不足している」
  • - 「言語療法の重要性を再認識した」
  • - 「オンライン支援のイメージがつかめた」

今後の取り組み



ことばサポートネットの代表者は、直接的に「言語聴覚士が足りない」という声を聞き、法人の理念として「いつでも寄り添える体制づくり」の必要性を痛感したと語ります。オンライン支援の全てが完璧に代替できるわけではありませんが、必要な方に届く可能性をさらに広げる努力を続けていく意向を示しています。特に、就労していない有資格者がオンラインで働く道を開くことで、より多くの方に支援が届くことを目指しています。

保育現場や教育機関、医療機関と連携し、効果的なオンライン「ことば」の支援を提供することで、必要な方に言語療法が届けられる仕組みづくりに尽力していく考えです。

最後に



言語聴覚士を必要としている地域の声を直に受け取り、私たちが何をすべきか、どのようにサポートしていくべきかを考える機会となった保育博2025。今後も活動を通じて、支援が求められる子どもたちのために、柔軟な支援方法を模索し続けていきます。

言語聴覚士に相談したい方は、ぜひことばサポートネットのウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
一般社団法人ことばサポートネット
住所
岐阜県可児市光陽台1丁目39番地
電話番号

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