がん検診推進会議
2023-07-10 13:30:01
がん検診推進に向けた企業連携の未来を探る会議が開催されました
企業連携でがん検診受診率向上を目指す
2023年6月23日、東京都内で行われた『がん対策推進企業アクション』の第3回アドバイザリーボード会議では、参加者たちががん検診の受診率向上に向けた意見交換を行いました。この会議は、職域でのがん検診受診を促進し、社会全体でのがんへの意識を高めるために開催されました。
会の冒頭では、がん経験者である阿南里恵さんが新たに企業アクションの認定講師に就任することが紹介されました。彼女の経験に基づいた講師の存在は、参加企業にとっても非常に意義深いもので、今後の活動に向けた期待が寄せられました。
次に、事務局からはパートナー登録企業の進捗状況について説明がありました。興味深いことに、多くの企業がアクションに参加するきっかけが『ホームページを見て』というもので、これまで以上に情報発信が重要であることが再確認されました。さらに、企業アクションが掲げる「がんと向き合い、社員と会社をさらなる高みへ」というフィロソフィーも紹介され、その背後にある理念や背景についても議論が進められました。
HPVワクチン接種の促進に向けた取り組み
この会議の中で特に注目されたのが、子宮頸がん予防のためのHPVワクチン接種の推進についての議論です。昨年度の定期接種に関する問題や接種の低迷理由が報告され、中川議長が「接種推進は企業アクションの大きな使命のひとつです」と強調しました。委員たちからは定期接種やキャッチアップ接種の対象者が多数存在する家庭での具体的な取り組みについて意見が交わされました。
特に、過去の副反応報道が接種をためらわせる理由となっているとの指摘が多く見受けられました。これに対処するため、保護者が納得できる情報提供が今後の課題として挙げられました。また男子生徒へのHPVワクチン接種が行われている自治体の事例も確認され、女子の接種推進に役立つ可能性についても議論されました。
活発な意見交換の成果
会議を通じて、参加者たちは有意義な意見を交わし、現状を打破するための具体的なアプローチについて意見を出し合いました。このような取り組みが、職域でのがん検診の重要性を訴えることに繋がり、ひいては社会全体のがんに対する理解を深めることに期待されています。
会議の終了後には、記念撮影が行われ、顔を合わせて意見を交わすことの大切さが再認識されました。対面での議論の場が持つ意味と、今後の活動に向けた意気込みを新たにする一日となりました。企業アクションの活動は、今後も続いていきます。担当者たちは、さらなる連携を通じてがん検診の受診率向上を実現するために全力を尽くす所存です。
会社情報
- 会社名
-
がん対策推進企業アクション事務局
- 住所
- 東京都渋谷区南平台町4-8南平台アジアマンション208
- 電話番号
-
03-6281-9094