WEリーグ月間ベストディフェンス賞受賞!成宮唯選手の軌跡
2025/26 SOMPO WEリーグの選手たちが活躍し、その成果を称える月間ベストディフェンス賞が、成宮唯選手(INAC神戸レオネッサ)に決定しました。彼女は11・12月度の受賞者として、その実力が改めて認められた形です。
受賞の背景
成宮選手の受賞理由は、彼女のプレースタイルそのものに起因しています。特に注目されたのは、2025/26 SOMPO WEリーグ第13節における試合での活躍。三菱重工浦和レッズレディースとの対戦において、成宮選手はその特徴的なハイプレスから見事にボールを奪い、一気に攻撃へつなげるプレーを見せました。この瞬間は11・12月の印象的なシーンとして、記憶に残ります。
注目試合の詳細
試合の16分頃、成宮選手は前線からのプレスで相手DFからボールを奪取。彼女の迅速な判断力と冷静なプレーは、まさに見事でした。ゴールシーンはもちろんのこと、その背景には彼女の守備力とチームメイトとの連携が大きな役割を果たしています。直接の得点に結びついたプレーは、彼女の技術の高さを物語ります。
選手からのメッセージ
成宮選手は受賞に際し、「このたびは、11・12月度月間ディフェンス賞に選出していただきありがとうございます。このゴールは今シーズンのINACの『守備も攻撃』をみんなで体現できたハイプレスからのフィニッシュだと思います。今季はこのようなシーンがたくさんあって、私たちの強みとなっている部分なので評価していただき嬉しく思います。」と喜びの声を伝えました。彼女の言葉からは、チームへの愛着と自らの成長意識が伺えます。
選考委員の評価
選考委員長である海堀あゆみ氏は、成宮選手のプレーを高く評価しました。「先制ゴールのシュート精度は素晴らしく、得点シーンに目がいきがちですが、その前段階の守備が光るものでした。」と語ります。特に、吉田選手と愛川選手との連携による守備の巧妙さが、得点に繋がった重要な要素として評価されています。守備から攻撃への流れを一貫して成功させるその才能は、まさに模範的なプレーと言えるでしょう。
今後の展望
成宮選手の今後の活躍にも期待が寄せられています。INAC神戸レオネッサの一員として、彼女がどのようにチームを引っ張り、新たな記録を打ち立てるのか、ファン一同楽しみにしています。今季は彼女だけでなく、チーム全体が強みを発揮できるようなプレーを続けることが成功の鍵となるでしょう。
WEリーグ月間オフェンス賞・ディフェンス賞の概要
WEリーグでは月ごとに選手を表彰する制度が設けられています。対象選手は2025/26 SOMPO WEリーグに出場した全選手で、各クラブがオフェンス・ディフェンスシーンを推薦し、ファンやサポーターの投票が実施されます。
このように選ばれた選手は、選考委員会の結果を受けて、月間ベストオフェンス賞やディフェンス賞が決定されます。毎月異なる選手たちの素晴らしいプレーが認識され、リーグ全体の盛り上がりへと繋がることが期待されます。