TOPPANの関西スマート工場EXPO出展について
TOPPAN株式会社は、2025年5月14日から16日まで大阪で開催される「関西スマート工場EXPO」に出展することを発表しました。スチール屋外で開催されるこのイベントは、IoT、AIなど最新技術の導入を通じて、スマート工場の実現を目指す多くの企業や技術者が集まる貴重な機会です。
展示内容の概要
TOPPANのブース(小間番号 K18-18)では、特に注目されているのが「e-Platch™」というスマート点検支援サービスです。このサービスは、工場や施設内の計測器からデータを収集し、遠隔での監視を行うことを特化しています。さらに、同社は当日、ユーティリティ設備の省エネ事例を紹介するミニセミナーを開催します。このセミナーでは、来場者の興味や課題に基づいた具体的な解決策を提案する予定です。
具体的な取り組み
TOPPANでは、「e-Platch™」を活用したロス改善事例にも焦点を当てます。例えば、TOPPAN熊本工場の事例では、2022年に「e-Platch™」の運用が開始されて以来、さまざまなロス改善活動が行われ、主に以下のようなコスト削減が確認されました。
- - 空調機の運用見直しによる年間1,028万円の節約
- - 冷凍機の一時停止による年間2,040万円の節約
- - コンプレッサー設定最適化による300万円の節約
- - 契約電力量見直しによる400万円の節約
このように、「e-Platch™」は製造現場における見える化やコスト削減にどのように寄与しているのかを、パネル展示とセミナーで具体的に解説し、参加者の関心を引くことを目指しています。
省エネ支援サービスとの連携
さらに、TOPPANは省エネ推進支援サービス「EneActDesign™」との連携を強調しています。このサービスは、2025年3月よりartience株式会社が提供を開始したもので、工場設備の稼働効率を改善し、エネルギーコストを削減する支援を行います。「EneActDesign™」によって分析されたエネルギー効率改善のポイントに基づき、必要な場所に適切な「e-Platch™」を導入することで、日々の点検の効率化とさらにその先の省エネ活動を実現することが可能となります。
ミニセミナーの詳細
展示ブース内で開催されるミニセミナーは、巡回点検業務を合理化したいと思っている方や、省エネ対策の効果を実感している方に向けて設計されています。具体的なロス改善事例と共に、参加者が直面している課題やその解決策を紹介し、より良い設備運用を提案する15分間のセッションが計5回行われる予定です。タイムテーブルは、11:30、13:00、14:00、15:00、16:00の5回となっており、参加を通じて実践的な知識と情報を得られる貴重な機会です。
関西スマート工場EXPOについて
- - 名称: 第1回 関西スマート工場EXPO
- - 会期: 2025年5月14日(水)~16日(金)、10:00~17:00
- - 会場: インテックス大阪 6号館A
- - 主催: RX Japan株式会社
- - 公式サイト: スマート工場EXPO公式サイト
- - TOPPANブース番号: K18-18
出展やセミナー参加を通じて、TOPPANは参加者に最新の技術と省エネ活動についての理解を深めてもらうことを目指しています。今年5月のEXPOでは、業界の最前線で活躍する多くの方々と情報交換ができることが期待されています。