「みらい食」試食会
2025-11-05 07:18:01

南紀白浜で行われる「みらい食」試食会、障がい者も楽しむインクルーシブイベント

南紀白浜で実施される「みらい食」試食会



2025年11月5日、和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドにおいて、特別な試食会が行われる。このイベントは、「ドリーム・デイ・アット・ザ・ズー」と題し、障がいのあるお子さま及びその家族を対象としたもので、特に「みらい食」と称されるユニバーサルフードを使用した体験が提供される。これにより、誰もが一緒に食を楽しむ未来が目指されている。

この試食会は、株式会社三嶋フーズと一般社団法人mogmog engineのコラボレーションによって実現した。両者は、介護食の専門知識をもとに、離乳食や嚥下食、さらには宇宙食に至るまで、多様な食事ニーズに対応した「みらい食」を開発している。製品の背後には、食べることが困難な方々に「食べたい」という気持ちを届けるための情熱が込められている。これに加えて、廃棄予定だった九谷焼の陶器片を再利用する「Rediscover project」を展開するCACLも参加し、陶磁器片を利用した「かけらプレート」を食器として使用する。

いにしえの技を活かした堅実なプロジェクト



「みらい食」プロジェクトは、特に嚥下が困難な方々に向けた、食事を通じた社会のインクルーシブ化を促進することを目的としている。これまで、食事が「特別な人にしか食べられないもの」として敬遠されがちな現状を変えたいという思いが込められている。食事がもたらす楽しさや喜びを、一人でも多くの方々と分かち合うために、あらゆる年齢や障がいに対応した商品が生み出されている。

試食会の際には、100食の「みらい食」が、かけらプレートに盛り付けられて提供される。参加者は、この特別な食を楽しみ、食事の重要性と、その味わいがもたらす感動を感じる機会を得られる。さらに、かけらプレートを使ったワークショップも開催予定で、参加者は自分だけの個性的な作品を作ることができる。

社会の「やさしさ」の設計



今回の試食会は、単なる食の体験にとどまらず、社会課題の解決に向けた重要な一歩でもある。CACLは、障がい者の方々が生き生きと働ける環境を築くとともに、需要を持続可能な形で満たすためのシステムを構築している。

11月5日の試食会は、こうした活動の集大成であり、「食」がもたらすインクルーシブな体験を通じて、障がい者とその家族に温かいひとときを提供することを目指している。このイベントに参加することで、参加者は普段味わえない食の楽しさに触れることができるのみならず、食文化の重要性も再確認できるだろう。

特に、食によってつながる「心の豊かさ」は、今後の社会においてますます重要になると言われており、CACLなどの企業がその役割を果たすことが期待されている。

まとめ



「ドリーム・デイ・アット・ザ・ズー」は、障がいのあるお子さまとそのご家族が、安全で快適に過ごせる場を提供する国際的なプログラムであり、私たちが共に支え合う社会への道筋を示している。11月5日に迫った試食会は、その実現に向けた一歩であり、参加者に何か特別な感情をもたらす経験となることは間違いないだろう。食を通じた新たな絆や、感動の瞬間を共有するためのこの機会を、ぜひお見逃しなく。


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会社情報

会社名
株式会社CACL
住所
石川県能美市辰口町リ56
電話番号
0761-48-8004

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