犬猫の歯磨き実態調査：飼い主の知識不足が浮き彫りに

愛犬や愛猫の歯磨き実態調査：飼い主の知識不足が浮き彫りに

愛犬や愛猫の健康管理において、歯磨きは非常に重要です。しかし、ペット保険「PS保険」を運営するペットメディカルサポート株式会社の調査結果から、飼い主たちの歯磨き習慣や知識に課題があることが明らかになりました。この調査は、11月8日の「いい歯の日」に関連し、全国の犬や猫を飼いてる420名を対象に行われました。

調査の概要

調査は2024年9月12日に行われ、420名の飼い主からの有効回答が得られました。犬の飼い主275名、猫の飼い主145名が参加しました。結果は、愛犬や愛猫の歯磨きについての実態を示しています。

歯磨きの実施状況

調査によると、犬の飼い主のうち「毎日歯磨きを行っている」と答えたのはわずか17.5%で、「ほとんどしない」との回答は35.3%にも達しました。一方、猫の飼い主に至っては、毎日歯磨きをするのはわずか6.2%で、「ほとんどしない」と答えたのは61.4%という結果でした。少数派ではあるものの、犬と猫の歯磨きにおける頻度は大きな違いが見られました。

歯磨きに使用されるアイテム

犬の飼い主は「歯磨きシート」や「デンタルガム」を好んで使用している一方で、猫は主に「指サック歯ブラシ」を利用しています。このように、身体の特徴や嗜好性によって、使用するアイテムにも違いがあらわれていました。

歯の異常と苦労

調査結果によれば、愛犬や愛猫に歯の異常がないと答えた飼い主は多く、犬の場合は46.9%が特に問題ないとしていますが、猫の場合は57.9%が同様に答えました。とはいえ、犬の飼い主の方が歯の異常を経験している方が多い結果となっています。また、歯磨きの際に特に苦労したこととしては、「歯磨きを嫌がる」との回答が最も多かったです。