駅のロッカーで処方薬を受け取る新サービス
2026年6月23日より、株式会社JR東日本スマートロジスティクスと株式会社キビヤックが共同で、駅のロッカーで処方薬を受け取るサービスを開始します。この画期的なサービスにより、ユーザーは通勤や通学の際に、薬局に立ち寄らずとも、駅で手軽に医薬品を受け取ることが可能になります。
背景
JR東日本スマートロジスティクスは、多機能ロッカー「マルチエキューブ」を開発し、以来、4つの機能(予約、預入、受取、発送)を持つこのロッカーを全国へ展開してきました。このサービスは、2024年1月の上野駅での実証実験を経て実現することになりました。このロッカーは、生活動線に沿った便利な場所に設置されているため、体調不良の時でも訪れることなく受け取りが可能です。
一方、キビヤックは、従来の自宅や勤務先への配送サービスを通じて、患者が自由に受け取る場所を指定できる利便性を提供してきました。ただ、家族に服用の事実を知られたくない、あるいは在宅していない時間帯に受け取りたいといったニーズも見えるようになり、これを受けて新たな施策が必要とされていました。
サービスの概要
新サービスでは、以下の内容が発表されています。
- - 開始日: 2026年6月23日
- - 対象駅: JR東日本の東京、有楽町、新橋、浜松町、高輪ゲートウェイ、品川、大崎駅
- - 対象ロッカー: 対象駅の一部に設置されたマルチエキューブ(順次拡大予定)
- - 受取可能期間: ロッカー格納後24時間以内(受取可能時間はロッカーの営業時間に準じます)
ご利用の手順
このサービスを利用するための流れは以下の通りです。
1. キビヤックのLINEアカウントで受取場所に「マルチエキューブ」を選択。
2. 調剤された処方薬がマルチエキューブに届けられます。
3. 登録図に基づいて、利用者に6桁の予約番号が送信されます。
4. ロッカーの操作パネルで予約番号を入力し、処方薬を取り出します。
本サービスの期待される効果
- - 利便性の向上:ユーザーは自分の都合に合わせて薬を受け取ることができるようになります。また、駅での受け取りは通勤や通学のついでにできるため、時間を有効に使えるでしょう。
- - プライバシーの配慮: 非対面・非接触の手法で受け取ることで、プライバシーを守った受け取りが実現します。
- - 物流の効率化: 1台のロッカーで複数の医薬品を集約できるため、配送の効率が向上し、再配達の回数が減少します。
代表者のコメント
株式会社JR東日本スマートロジスティクスの市原社長は、「マルチエキューブは、予約・受取・発送の機能を一台で実現し、多くの利便性を提供します」とし、通院後に待たずに薬を受け取れる体験の重要性を述べています。
また、株式会社Kiviaqの岡田社長は、受け取り場所の選択肢を広げることが医療へのアクセスの改善につながると強調しています。プライバシーを守りつつ、生活のロケーションに合わせた受け取りの形は、薬の受け取りにおいて新たな展開となることでしょう。
今後の展開
両社は、これからもサービスの拡充を進め、対象エリアやロッカーの増加を検討しています。加えて、JR東日本スマートロジスティクスは医療とヘルスケア分野のさらなる活用方法を模索し、生活インフラとしての機能を強化していく意向を示しています。
この新サービスは、処方薬の受け取り方法に新たな可能性をもたらすとともに、患者の日常生活をより便利にすることが期待されています。