『罠ブラザーズ』の受賞
2022-10-07 19:23:19

ジビエ体験の新しいカタチ『罠ブラザーズ』がグッドデザイン賞受賞

罠ブラザーズがグッドデザイン賞を受賞!



今年の2022年度グッドデザイン賞を受賞した『罠ブラザーズ』は、株式会社山学ギルドが運営する新しい形のコミュニティです。彼らは、都市に住む人々が狩猟を体験し、地域のジビエ肉を味わうことができる仕組みを提供しています。

なぜ『罠ブラザーズ』が注目されたのか?



受賞の背景には、現代の狩猟の実情があります。多くの猟師は、狩猟によって得た肉をその場で廃棄するのではなく、持ち帰って調理することができる持続可能なシステムの必要性を感じていました。特に、鹿肉はその鮮度の良さが求められますが、なかなか多くの人に食べてもらう機会がないのが現状です。そうした現実から抜本的な解決策が求められ、『罠ブラザーズ』が誕生しました。

罠シェアリングの革新



『罠ブラザーズ』は単なるジビエ肉の販売を超え、罠シェアリングによって街と狩猟の新しい接点を生み出します。システムは非常にシンプルで、自らが罠のオーナーとして山に仕掛けた罠で獲ったジビエ肉を体験できます。この過程を踏むことで、狩猟の現実とその美味しさを知ってもらうことが狙いです。

参加する魅力



  • - 罠を所有する: 自ら狩猟を体験することで、自然との共存を感じることができます。
  • - コミュニティに参加: 他の参加者と一緒に狩猟の楽しさを共有し、より良い体験を得ることができます。
  • - 獲れたお肉を楽しむ: 実際に獲れた肉を持ち帰り、家族や友人と分け合う楽しみもあります。これは、ただ食べるだけではなく、皆で味わうことで広がるコミュニティの絆を感じる機会にもなります。

環境への貢献



また、この取り組みはただのジビエ消費だけにとどまりません。猟師を支援し、山の保全にも貢献する「ブラザーズエコシステム」を構築しています。環境と人が共存するための持続可能なモデルを目指しています。

メディアの注目



このプロジェクトは、既に複数のメディアにも取り上げられ、多くの注目を集めています。朝日新聞デジタルやHarumariなどでその斬新なアイデアが紹介され、狩猟の楽しさとジビエ文化が広がっていくことに期待が寄せられています。

グッドデザイン賞について



1957年に設立されたグッドデザイン賞は、日本を代表するデザイン評価制度であり、毎年、多くの企業や団体が参加します。この賞は、単にデザインの美しさだけでなく、社会に対する影響や貢献も評価されることが特徴です。

まとめ



このように、『罠ブラザーズ』は、ただの狩猟体験を提供するのではなく、地域資源の有効活用、環境保護、コミュニティ形成という側面からも高く評価されています。今後も彼らの取り組みに注目が集まり、より多くの人々がジビエ肉の魅力を体験していくことを期待しています。

会社情報

会社名
株式会社山学ギルド
住所
長野県上田市上塩尻9
電話番号

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