2025年6月度飲食店売上動向レポート
ポスタス株式会社が発表した2025年6月度の飲食店売上動向レポートに基づく最新のデータをもとに、今回は飲食業界の現況を詳しくお伝えします。本レポートは、全国の飲食店のPOSデータを活用したもので、業界のトレンドや売上の変動、キャッシュレス決済の普及状況が浮き彫りになっています。
1. 売上の概要
2025年6月度の全体売上は前年同月比で98.8%となり、前月に比べて5.5ポイントの減少が見られました。これは、昨今の経済状況や市場の変化に影響を受けていることを反映しています。特に、地方平均の売上伸長率は100.9%と前月から4.0ポイント減少しており、さらに地域ごとの差も顕著でした。特に北海道では102.1%の伸びを示し、全体の中で最も高い結果を記録しました。
2. キャッシュレス決済の普及
全国のキャッシュレス決済比率は53.4%と前月から0.3ポイント増加し、すべての業態で35%を超える結果となっています。持ち帰り業態では特にコード決済の利用が進んでおり、その割合は15.2%に達しました。28ジャンルのうち19ジャンルがキャッシュレス比率50%を超え、今後さらにその普及が期待されます。
特に注目すべきは、サラダ店においてコード決済が22.2%を占めている点です。このように、業態ごとのキャッシュレス決済手だったはっきりとした違いが表れています。
3. 業態別の売上動向
業態別に見ると、居酒屋がディナータイムの売上で最も高い割合を占めており、次いで専門料理が続いています。ランチタイムでは軽食がトップを飾っていますが、ここにも各業態の特性が現れています。
また、2025年に入り、5月から6月にかけて業態全体でキャッシュレス利用が増加したことから、飲食業界のデジタル化が進んでいることが伺えます。
4. ポスタスの役割
ポスタスは、飲食店向けのクラウド型モバイルPOSレジ「POS+」を通じて、業界の変化に対応したソリューションを提供しています。店舗運営の効率化を実現し、業界の未来に貢献するために、持続的な支援を行っています。
今後もポスタスは、飲食店を取り巻くさまざまな環境を分析し、現場のニーズに即した情報提供を進めていくでしょう。これにより、飲食店がより良いサービスを提供できる環境を整えていくことを目指しているのです。
まとめ
2025年の飲食店売上動向レポートは、業界の現状を把握するうえでの重要なデータを提供しています。キャッシュレス決済の普及が進む中で、各地域や業態の特性を理解することが飲食業界にとって必要不可欠になっています。今後の動向にも注目しながら、さらなる業界の発展を見守りましょう。