未来の図書館プロジェクト
2025-10-28 13:54:04

市民と共に創る未来の図書館プロジェクトが始動!多彩な新しい提案を集めて

岐阜県飛騨市の新しい図書館像を描くための挑戦



岐阜県の飛騨市では、従来の静かで堅苦しい印象を持つ「図書館」の概念を打破し、市民と共に新しい形を模索するプロジェクトが始まりました。このプロジェクトは「飛騨市図書館未来ミーティング2025」と名付けられ、図書館が果たすべき役割や機能を考える市民参加型のワークショップを通じて進められています。市民が直接アイデアを提案し、それを基に未来の図書館の運営方針を形成することを目的としています。

新たな出発点となるワークショップ



今年度から開始されたこのプロジェクトでは、まず9月に行われた第1回ワークショップが大きな注目を集めました。参加者は20代から50代までの市民で、自由に付箋を使って「未来の図書館はどうあるべきか」を話し合いました。その結果、利用者にとって身近で楽しい場所としての図書館の姿を提案する意見が多数寄せられました。「あったらちょっとおもしろい」というキーワードのもと、参加者は様々なアイデアを共有しました。

食をテーマにした新しい試み



参加者からは、図書館と「食」を結びつける新しいイベントの提案が寄せられました。具体的には、本に出てくる料理を再現するイベントや、コーヒースタンドの設置、地域のキッチンカーを誘致するなど、五感で楽しむ図書館を作りたいとの意見がありました。これまでの図書館には考えられなかった新しい形を、参加者は積極的に提案しました。

コミュニティスペースとしての役割



また、図書館を「友達づくりの場」としても活用したいとのアイデアもありました。多世代の人々が集まり、自然な形で交流することで、さまざまな価値観や経験を共有し、コミュニティを育てていくことが目指されています。さらに、「第2の市役所」としての機能を持たせ、相談しづらい質問や悩みを匿名で話し合えるスペースを設けることも、多くの支持を集めています。

「ちょっとおもしろい」図書館へ



ワークショップでは、「あったらちょっとおもしろい」という思想が重要な方向性として掲げられました。この考え方は、硬直した「こうあるべき」という価値観から解放され、日常生活における「余白」や「自由」をもたらすことを提案しています。飛騨市では、図書館を行政サービスではカバーしきれない、気軽に訪れることができる場所として再定義することを目指しています。

市民参加型の未来設計



飛騨市図書館は、市民からの意見やアイデアをもとに「第3期飛騨市図書館運営方針」を策定します。この運営方針は今後5年間にわたり、図書館の指針となる予定です。そして、11月9日にはさらなる市民参加のワークショップが開催され、有識者と共に具体的な実践策を深めていきます。新たなアイデアが盛り込まれた図書館像が、どのように育まれていくのか非常に楽しみです。

まとめ



岐阜県飛騨市の新しい図書館プロジェクトは、市民が主体となり楽しめる場所として進化していく可能性を秘めています。自由な発想と柔軟な思考を取り入れ、地域住民の生活に密接に関連した図書館を目指すこの試みは、他の地域でもぜひ参考にしてもらいたい場面です。市民の皆さんが主体的に関わり、共に育てていく図書館の姿を見届けることが楽しみでなりません。


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会社情報

会社名
岐阜県飛騨市
住所
岐阜県飛騨市古川町本町2番22号
電話番号
0577-73-2111

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