参議院議員選挙にむけた生団連の公開質問状と各政党の回答概要

生団連の公開質問状が政党に提出される

2025年の参議院議員選挙を見据え、私たち国民生活産業・消費者団体連合会（以下、生団連）は、726の企業や業界団体と連携し、国民生活の重要課題についての公開質問を策定しました。これは、国民の生活と生命を守るという使命のもと、平時から政府や行政への提言を行い、国民に必要な情報を提供することを目的としています。

政党に向けた主要な質問

公開質問は、2025年6月25日から開始し、事前に政党要件を満たす全10政党に対して実施されました。主な質問内容は以下の通りです：

1. 有事における司令塔機能の強化
2. 災害支援の具体策
3. 国家財政の見える化
4. 外国人受入れの統括機能について
5. エネルギー政策の重要課題
6. ジェンダー主流化と女性参政支援

これらの問いかけに対して、回答があった政党の見解をまとめて公表しました（回答のなかった政党もあり）。

各質問の要点

1. 有事における司令塔機能の強化

初動対応のさらなる強化を求める中で、事態室の体制強化の必要性について各政党が意見を述べています。特に、具体的な対策が必要であるとの意見が集まりました。

2. 災害支援

避難者への栄養バランスの取れた食事提供策について、多くの政党が具体的な施策を提示し、それに基づく方針を示しました。

3. 国家財政の見える化

複数年度予算制度の導入や独立財政機関の設置について意見が分かれ、それぞれの政党が透明性の向上について懸念を示しました。特に可処分所得の増加や物価対策が焦点となっています。

4. 外国人受入れの統括的機能

地域共生や教育、就労環境の整備が必要であり、国全体での対応が求められています。これに関しては、各党の見解が分かれました。

5. エネルギー政策

核燃料の処分方法や優先すべきエネルギー課題についての意見が多様だったことが特徴です。

6. ジェンダー主流化

政治への女性参画を進めるために、支援策や制度の整備が重要であるとの認識が共有されました。

生団連の役割と意義

生団連は、国民の生活を守るために、700を超える団体が連携する初の取り組みであり、国家の重要課題に対して「生活者視点」からの研究や実践を重視しています。この活動を通じて、社会的に重要な課題が議論され、それに対する解決策が模索されることを目指しています。

私たちは、各政党の回答を適宜更新しながら、国民に必要な情報を届けていきます。公開質問の詳細や各党の回答については、生団連の公式サイトをご覧ください。

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これからも、生団連は国民の生活を守るため、議論と情報発信に努めてまいります。