教育の新たな視点を提供する『自分の頭で考える子に育つ 学ぶ力の伸ばし方』
ワンダーファイ株式会社の代表、川島慶氏が初めて手掛ける著書『自分の頭で考える子に育つ 学ぶ力の伸ばし方』が2025年8月29日(金)に発売される。この本は、子どもたちが本来持っている好奇心や思考力を育む方法を提案しており、特にAI時代に必要とされる「学ぶ力」を養うためのアプローチに焦点を当てている。
著者について
川島慶氏は、世界中で人気を誇る知育アプリ『Think!Think!(シンクシンク)』の開発者であり、算数教育の第一人者でもある。その経歴は、ベストセラー『なぞぺ~』や算数オリンピックの問題制作にも携わるなど、多岐にわたる。彼の教育哲学は、数々の子どもたちとの接触を通じて育まれたものであり、本書ではその経験を元にした実践的な知見が披露されている。
本書の内容
本書では、子どもたちの行動を「少し困った行動」として捉え直し、それを思考力の基盤として育てることを提案している。川島氏は、保護者が持つ「特別な勉強法」や「特訓」が必要だという先入観を覆す。彼は、AI時代において本当に必要とされる能力は、日常生活を通じて自然に育まれるものであると主張している。
自然に考える力を育てるための3つの視点
本書では、「考える力」を育てやすくなるための視点が提案されている。その一つは、家庭でできる具体的な育て方の紹介だ。例えば、子どもが見せる行動や言動を才能の芽としてポジティブに受け止める視点を育てることで、思考力を自然に高める方法を示している。
さらに、中学受験にも影響を与える「本当の学力の伸ばし方」についても触れ、家庭における実践的な助言が多く盛り込まれている。思考力とは、目の前の課題に対して今ある資源で解決する力である、と川島氏は定義している。
読者へのメッセージ
著者は、1万人以上の子どもや保護者と接した経験を元に、本書を通して親たちに「子どもをどう育てていくか」を再考するきっかけを提供したいと考えている。子どもの行動に悩む保護者の視点を少し変えることで、ポジティブな育成の道筋を示すことができれば幸いだと語っている。
教育界からの評価
本書に寄せられた推薦コメントも紹介されている。学習塾「花まる学習会」の代表、高濱正伸氏は「この本は直観を信じて育てればいいとのメッセージを強調している」とし、井本陽久氏は「子どもの学びを効率や成果ではなく、共に成長する関係性として描いている」と評価している。
書籍の詳細情報
- - タイトル: 自分の頭で考える子に育つ 学ぶ力の伸ばし方
- - 著者: 川島慶
- - 発売日: 2025年8月29日(Amazon先行販売は8月26日)
- - ページ数: 216ページ
- - 価格: 1,870円(税込)
- - ISBN: 978-4-7993-3195-8
- - 発行: ディスカヴァー・トゥエンティワン
全国書店およびオンライン書店での購入が可能で、教育や育児に取り組むすべての人々にとって、役立つ一冊となること間違いなしだ。