日本の現代美術が国際舞台で輝くために
2024年12月13日(金)から、国立アートリサーチセンター(NCAR)が「アーティストの国際発信支援プログラム」の2025年度第Ⅰ期の募集を開始します。このプログラムは、日本のアーティストが国際的なアートシーンで存在感を発揮することを目的としており、特にビエンナーレやトリエンナーレといった重要な国際芸術展への参加を支援します。
このプログラムは、2024(令和6)年度から始まったもので、具体的には外国で開催される国際芸術展に参加する日本のアーティストの経費の一部を支援します。支援内容は一人のアーティストにつき最大350万円、複数のアーティストが参加する場合は700万円までとされています。この助成金は、アーティストが国際的なプラットフォームで作品を発表し、日本の現代美術の認知度を高めるために非常に重要です。
支援対象と条件
支援の対象となる国際芸術展は、2025年6月以降に開幕し、2026年5月末までに終了する国内外の展示会が含まれます。なお、「日本のアーティスト」には、国籍を問わず日本に拠点を持つアーティストや日系アーティストが含まれます。
申請資格は、国外で開催される国際芸術展の主催者であり、独立した事務局および会計組織を持つことが必要です。'
過去の実績
これまでのプログラムでは、例えば2024年度の第Ⅰ期では、アルル国際写真フェスティバルや釜山ビエンナーレに参加するアーティストへの支援が決定しました。また、2024年度の第Ⅱ期では、ハワイ・トリエンナーレやアジアトリエンナーレ・マンチェスターへの支援が行われます。
このように、NCARの取り組みは、美術館活動の充実に寄与し、日本国内外のアーティストをつなげる重要な役割を果たしています。NCARのミッションは「アートをつなげる、深める、拡げる」であり、コレクションの利用促進や人的ネットワークの構築、アーティスト支援に力を入れています。
申請方法と締切
募集期間は2024年12月13日から2025年1月31日まで、日本時間の23:59まで受け付けています。審査結果は2025年3月31日(月)までに通知される予定です。
詳細な応募要項については、NCARの公式ウェブサイトをご確認ください。日本の芸術文化が国際的な舞台でさらに発展していくことを期待し、多くのアーティストがこの機会を活用することを願っています。
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