三菱地所と家事代行サービス30min.の連携
三菱地所株式会社とmatsuri technologies株式会社が、新たに提携を結び、家事代行サービス「30min.」を通じて生活の質を向上させる取り組みを開始しました。これにより、家事代行におけるサービス内容の幅が広がり、働き方の多様化がさらに進むことが期待されています。
連携の背景
今回の連携は、matsuri technologiesの出資先である「BRICKS FUND TOKYO」の支援を背景にしています。三菱地所の提供する「30min.」のハウスキーパーが、matsuriのオペレーションの一部を担い、一方でmatsuriのスタッフが「30min.」が提供するサービスの一部を手掛けるという形で、互いに強みを活かします。このパートナーシップにより、サービスの供給力が強化され、スタッフとハウスキーパーの働きやすさ向上にもつながるとされています。
家事代行サービス「30min.」の特徴
「30min.」は三菱地所が2021年に開始した業務で、従来の家事代行サービスの常識を打破。最低依頼時間が2〜3時間であった従来のサービスに対し、最短30分から利用できるという新しいスタイルを提供します。このサービスは特に、共働き家庭や在宅勤務を行う世帯に向けて設計されています。家事負担を軽減し、利便性を高める工夫が盛り込まれており、特に利用経験のない方でも利用しやすい心理的ハードルの低いサービスを目指しています。
サービスの利用は、曜日や時間帯に応じた巡回型での提供により、効率よく実現されています。需要が高まっているにもかかわらず、過去には「どんなスタッフが来るのか不安」「価格が高い」といった理由で利用を躊躇していた人々に向け、今後のサービスの普及が期待されます。さらに、東京23区に限定して展開されています。
matsuri technologies株式会社の取り組み
matsuri technologiesは、AIを活用したシステムで、全国に点在する2400ユニット以上の宿泊施設の清掃管理を行っています。自社のStayXソリューションを通じて、清掃員と施設のマッチングやリアルタイムチェックを自動化。その結果、時間短縮と清掃品質の保持を両立させています。人口減少による労働力不足の解決にも寄与し、必要な人々に必要な空間を届ける新しい社会インフラの実現を目指しています。
まとめ
三菱地所とmatsuri technologiesの新たな連携は、単なるサービス強化に留まらず、共働き世帯の増加や家事の負担軽減という社会的課題の解決にも寄与します。今後の動向に注目が集まる中で、両社の取り組みがどのように進化していくのか期待が高まります。