福岡市で社会起業家を育成する新プログラム
福岡市は、社会起業家を育成する短期集中プログラム「FUKUOKA SOCIAL START UP ACADEMY」の第3期を、2025年6月から開講することを発表しました。このプログラムは、約2ヶ月間で社会問題の解決につながるビジネスアイデアを構築することを目的としています。
主催は、福岡市に本社を置く株式会社ボーダレス・ジャパンと、の官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」です。受講者の募集も開始されており、詳細は特設ウェブサイトで確認できます。
FUKUOKA SOCIAL START UP ACADEMYの概要
このプログラムは、福岡市のソーシャルスタートアップを創出し、社会問題の解決を目指しています。第1期は2024年6月にスタートし、参加したのは延べ267名が起業家講座、50名が実践講座に応募しました。
プログラムは、社会問題に挑む実践者の話を聞ける「起業家講座」と、ビジネスアイデアを具体化する「実践講座」の2つで構成されています。この中で、DEMO DAYまで進んだ受講者もおり、その成果が注目されています。
第3期のプログラム内容
第3期では、福祉をテーマにした起業家講座が行われ、社会起業や課題解決に取り組む実践者からリアルな話を聴く貴重な機会が得られます。開催日時は2025年6月27日で、定員は50名です。参加費は無料で、先着順で受け付けています。
登壇者の紹介
登壇者には、株式会社ウェルモの代表取締役会長である鹿野佑介氏や、株式会社MIMSAPORTの上仮屋遥氏、ボーダレス・ジャパンのUNROOFを運営する岡郁佳氏が予定されています。これにより、現場のリアルな問題を知ることができ、受講者のビジネスアイデアを深化させる機会が提供されます。
実践講座の参加申し込み
実践講座では、ソーシャルビジネスの基礎を学びます。主にソーシャルコンセプトとビジネスコンセプトの構築を行い、今後実際にたたき台となるアイデアを具体化する支援も行われます。各講座は7月の10日と17日に開催され、参加者は20名程度を募集しています。選考が行われるため、興味のある方は早めに申し込むことが推奨されます。
株式会社ボーダレス・ジャパンの紹介
ボーダレス・ジャパンは2007年に設立され、さまざまな社会問題を解決する事業を世界中で展開しています。2024年度には売上高が100億円を達成し、社会起業家的なアプローチが評価されています。新しい目的「SWITCH to HOPE」を掲げ、社会問題の解決に向けた新しい挑戦を続けています。
Fukuoka Growth Nextについて
福岡市のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」は、創業支援や起業相談を行い、地域経済の発展に寄与しています。多様なプログラムを通じて、起業家の成長をサポートする役割を果たしています。
福岡市での社会起業家育成の新たな一歩となるこのプログラムに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。詳細な情報や申し込みは、公式の特設ウェブサイトで確認できます。