新しい時代の配筋検査を実現する『BAIASⓇ』
エコモット株式会社、株式会社GRIFFY、村本建設株式会社が共同で提供する配筋検査ARシステム『BAIASⓇ』が、2025年12月17日より英語版の提供を開始することが発表されました。この新たなステップは、海外に拠点を持つ建設会社が検査を効率化するための強力なツールとなることを目的としています。
BAIASの魅力
『BAIASⓇ』は、鉄筋コンクリート構造物の配筋検査を手軽に行うことができる画期的なシステムです。このシステムは、iPad Proに搭載されたLiDARセンサーとカメラを活用して、鉄筋の数、太さ、間隔を正確に測定します。国土交通省によって定められた全計測項目に対応しており、特に海外での使用が期待されています。
機能の特長
- - 帳票出力機能: 設計図と実際の計測結果を容易に比較できる機能。
- - ダブル配筋計測機能: 複雑な配筋設計にも対応可能。
- - 鉄筋かご計測機能: 幅広い工種で効率的な検査が実現。
- - 円弧計測機能: 増えつつある円弧形状の配筋にも対応。
- - 2点間計測機能: 定着長などの計測に最適。
- - 電子小黒板機能: 現場状況に応じた自由なレイアウト変更が可能。
これらの機能により、『BAIASⓇ』は配筋検査における生産性と作業効率を大幅に向上させることが期待されています。特に、通信環境がない場所でも計測を完結させることができるという点は、大きな魅力と言えるでしょう。
海外市場へのアプローチ
近年、海外に拠点を持つ建設企業での効率化のニーズが急増しています。エコモット、GRIFFY、村本建設は、こうしたニーズに応えるために『BAIASⓇ』の英語版を開発しました。これにより、グローバルIT化の進展とともに、各国の現場でもスムーズに導入できる環境が整います。
BAIASは、すでに250を超える現場で使用されており、その結果に基づいた改善が行われています。今後も関係者のフィードバックを取り入れ、建設現場のDXを推進するツールとして進化を続けていくことでしょう。
企業情報
- - エコモット株式会社は、IoTソリューション専門の企業であり、顧客ニーズに応じたカスタマイズを含む多様なサービスを提供しています。
- - 株式会社GRIFFYは、建設業のDXをリードし、現場に特化したソリューションを展開。
- - 村本建設株式会社は、110年以上の歴史を持つ建設会社で、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
このように、コラボレーションを通じて革新を追求する3社が、建設業界における新たな基準を築くことを目指しています。今後の展開に注目です。