スイッチサイエンスが展開する新たなブラシレスモーターモデル
株式会社スイッチサイエンス(以下、スイッチサイエンス)は、最新の統合型軽量高性能ブラシレスモーターを取り揃えた5つのシリーズを発表しました。この新製品は、コストパフォーマンスと高精度な制御を実現しており、特にロボティクスや自動化分野での活用が期待されています。これにより、技術者やエンジニアにとって、より効率的な設計が可能となります。
MyActuatorの技術力
スイッチサイエンスが取り扱う「MyActuator」は、中国蘇州市に拠点を構える企業で、ブラシレスモーターの設計と製造において高い技術力を誇ります。新製品は、RMD-X V4シリーズを始め、RHシリーズ、RMD-Hシリーズ、FLシリーズ、FLOシリーズの計5つがラインナップされています。
RMD-X V4シリーズ
まずはRMD-X V4シリーズです。このシリーズはロボット向けとして特に開発され、プラネタリギアを採用しているため、動力伝達が優れています。また、デュアルエンコーダーも搭載しており、制御位置の向上や電源喪失時でも位置喪失を防ぐことができます。通信方式としてはCAN BUSとEtherCATの両方に対応しており、多様なニーズに応えられる製品です。具体的には、以下のモデルが展開されています:
- - RMD-X2-P28-7-E: ギア比1:28、ピークトルク7N.m、定格回転速度142RPM
- - RMD-X4-P36-36-E: ギア比1:36、ピークトルク34N.m、定格回転速度83RPM
- - RMD-X6-P20-60-E: ギア比1:20、ピークトルク60N.m、定格回転速度153RPM
- - RMD-X8-P20-120-E: ギア比1:20、ピークトルク120N.m、定格回転速度127RPM
- - RMD-X12-P20-240-E: ギア比1:20、ピークトルク240N.m、定格回転速度100RPM
RHシリーズ
次にご紹介するのはRHシリーズです。こちらは波動歯車装置を採用しており、精密な制御を得意とします。これにより、より細かな動作が可能となるので、サーボやロボティクスでの利用が特に想定されており、ブレーキの有無で9種類のモデルを提供します。例えば:
- - RH-14-100-E-N-D: ギア比1:100、ピークトルク28N.m
- - RH-20-100-E-B-D: ギア比1:100、ピークトルク80N.m など。
RMD-Hシリーズ
RMD-Hシリーズは中空ダイレクトドライブ設計が特徴で、高速回転と高精度な動作を実現します。繰り返し精度は0.01度以下と非常に高く、外部ローターを搭載しているため、特に高出力が必要とされる状況での利用が見込まれます。以下のモデルがあります:
- - RMD-H-50-15-100-C: ピークトルク0.9N.m、定格出力91.6W
- - RMD-H-90-15-400-C: ピークトルク3.75N.m、定格出力252W など。
FLシリーズおよびFLOシリーズ
FLシリーズとFLOシリーズは、専用設計を目的としたモデルです。FLシリーズは内部ローターを搭載しており、特に小型のコンパクトなデザインが特長です。FLOシリーズは外部ローターを使用しており、これもまた特定用途に最適化されています。
スイッチサイエンスはこれらの新製品を通じて、技術者に対し新たな挑戦のためのツールを提供しています。さらなる詳細は、スイッチサイエンスの
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