城南信用金庫の新システム
2021-12-10 10:24:37

城南信用金庫が導入したオンライン登記情報システムの全貌とは?

オンライン登記情報システムが変える業務の常識



城南信用金庫が導入したオンライン登記情報システムは、従来の登記情報取得の課題を解消するために開発されました。これまで、不動産登記情報の取得業務は煩雑で、効率が悪いという問題に直面していました。例えば、情報が一元管理されておらず、登記情報の二重取得を避けられない状況が続いていました。また、物件の調査過程での住所特定の難しさや、担保評価業務における手作業のミスも問題視されていました。

課題を解決するシステムの概要



この新システムでは、まずオンラインで登記情報を取得できる基本機能を備えています。これにより、必要な情報を簡単に入手し、二重取得のリスクを低減しました。また、地図機能を活用して、住所から地番を特定することが可能になり、従来の調査方法よりも遥かに効率的でした。

担保評価業務の新たなプロセス



不動産担保評価業務においては、システムが自動で情報を解析し、必要なデータを正確に出力します。登記情報をもとにAIが法律行為を自動解析するため、実質順位の計算や権利関係の整理もスムーズに行えるようになりました。これにより、業務のミスが大幅に減少し、生産性が向上すると期待されています。

システムの特徴


1. オンライン取得の利便性
クラウド型システムなので、インストール不要で即日利用が可能。

2. 業務の透明性向上
取得した登記情報はデータベースに蓄積され、社内での共有や履歴管理が可能です。

3. 誤入力の削減
手入力が不要で、CSVやExcel形式で瞬時に出力。文字化けの心配もありません。

4. カスタマイズ対応
各金融機関のニーズに応じたデータ化が可能で、フォーマットの調整が柔軟に行えます。

5. 多機能の搭載
地番検索や、条件別検索もでき、登記情報を情報資産として活用することができます。

今後の展望



基本機能の導入は2021年12月に全店舗で開始される予定で、担保評価システムとの連携は2022年度から運用を開始することが見込まれています。これにより、城南信用金庫では、業務の効率化を図るだけでなく、競争力の向上も目指すとのことです。

企業としての理念



株式会社ホームズは、法律のシステム化をコンセプトに設立され、登記情報の自動データベース化を実現してきました。40年以上の銀行業界および司法書士としての経験を活かし、金融機関の業務効率化に貢献してきた実績があります。

このように、城南信用金庫のオンライン登記情報システムは、業務の効率化やコスト削減に向けた強力なツールとなりつつあります。今後の展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
株式会社ホームズ
住所
東京都文京区本駒込6-25-6イトービル駒込7F
電話番号
03-5319-2831

トピックス(経済)

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