札幌市、観光閑散期に向けた大規模イベント支援制度を開始

札幌市、観光閑散期の大規模イベントをサポート

札幌市では、観光閑散期にあたる11月から翌年の3月までの期間に、観光需要を増やし、経済活性化につながる大規模イベントの開催を支援する新しい制度を導入しました。この取り組みは、2025年4月21日から開始される予定で、特に道外からの訪問者を呼び込むことを目的としています。

支援の概要

対象となるイベントは、音楽、グルメ、スポーツ、eスポーツ、アニメやゲームなど多岐にわたります。ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。具体的には、札幌市内の施設を活用し、1日あたり1万人以上の集客が見込まれ、道外からの誘客および札幌市内での宿泊需要創出が期待されることが挙げられます。また、継続的に開催されることが検討されているイベントも対象とされます。

ただし、過去に札幌で開催されたことのあるイベントは補助金の対象外となるため、新たな企画が求められています。

補助対象経費

補助対象となる経費は、以下のように設定されています：
1. 移動・宿泊費: スタッフの交通費や宿泊費用。
2. 機材運搬費: イベント開催に必要な機材や設備の運搬費。
3. 広告宣伝費: 来場者を増やすためのプロモーション経費。特に道外からの参加者をターゲットにした広告が求められます。
4. イベント保険料: イベントの保険加入に必要な費用です。

補助率は、移動・宿泊費、機材運搬費、広告宣伝費が50%で、イベント保険料は100%の補助が受けられます。さらに補助金の上限額は5,000万円とされていますが、収入が支出を上回る場合、その差分が上限となることもあります。

申請について

この支援制度の申請期間は、令和7年4月21日から6月3日までです。審査はその後行われ、選ばれた事業に対して補助が実施されます。申請者は過去に類似するイベントを開催した実績が求められるため、新規の試みとして企画を考える必要があります。

公式な詳細は、札幌市の観光閑散期需要創出補助金特設ページにて確認できます。申請を考えている方は、要綱や公募要項をしっかりとチェックし、自分のイベントが条件に合うかどうか確認してみることをお勧めします。