any株式会社が2026年11月5日より新サービス「Qast Clone」を提供開始します。このサービスは、ベテランの人材が持つ判断基準をAIで再現し、次世代の人材育成に役立てることを目的としています。これにより、企業内の暗黙知を明文化し、組織内での知識の継承を図ることができます。
「Qast Clone」は、社内の会議や資料に隠れた判断基準を抽出し、構造化する仕組みを採用しています。それにより、個々人のスキルや経験に基づく独自の判断基準を“ナレッジクローン”として形成します。このプロセスは、8年間にわたるナレッジプラットフォーム「Qast」の知見と、専門のメンバーによるサポートによって実現されます。
日本企業は1980年代後半から1990年代初頭にかけて、大量に採用されたバブル世代の退職に直面しています。これに伴い、長年蓄積された現場の判断基準の継承が重要な課題となります。企業が持つ固有の判断基準をAIで活用することで、競争力が向上することが期待されます。
「Qast Clone」では、個別に判断の観点を再現し、外部からのサポートを受けながら判断基準を抽出します。会議においては、AIクローンが参加し、会議中の質問に即時に回答を提供する機能が予定されています。この機能により、判断基準の透明性が向上し、より良い意思決定が促進されることでしょう。
また、Qast Cloneは役職や役割に応じて柔軟にクローンを構築できます。例えば、同じ人物でも異なる業務領域ごとに判断基準を分けることで、より精緻な再現が可能です。これにより、出張中のマネージャーが不在でも、部下が提案書をレビューする仕組みを導入することができます。
この新サービスは、「DX総合EXPO 秋 東京」に出展し、参加者がデモを体験できる機会も提供されます。デモを通じて、多くの企業にこのサービスの有用性を伝えていく考えです。
従来の業務プロセスとは異なり、Qast Cloneは人の判断基準をAIが引き出すという新しいアプローチを取ります。特に、暗黙知を可視化することの重要性に着目し、業務に必要な情報をより明確に提供することを目的としています。
any株式会社は、ナレッジマネジメントを通じて、組織の知識を持続可能な資産へと変える努力を続けています。この新たな挑戦が、企業の成長と発展に寄与することを期待してやみません。