新マットレスとその革新技術
関西大学と帝人フロンティアが共に開発した「圧電組紐」は、驚くべき機能を備えた新しいマットレスに利用されることになりました。この新しいマットレス、【エアーコネクテッド】SXマットレスは、2024年10月15日より全国の取り扱い店舗およびnishikawa公式オンラインショップにて発売されます。
圧電組紐とは?
「圧電組紐」は、特別に設計された圧電繊維と導電繊維を組み合わせたもので、圧力をかけると電気エネルギーを生み出す特性を持っています。この技術は、従来の堅固なセンサーとは異なり、柔軟性があります。そのおかげで、タオルやシーツ、さらには衣服にも組み込むことが可能です。これにより、様々なファブリック構造に対応でき、寝具業界にも革新をもたらすと期待されています。
センサー技術の進化
西川株式会社の【エアーコネクテッド】SXマットレスには、この「圧電組紐」センサーが最適なパターンでシーツ生地に刺繍されており、あらゆる寝姿勢にフィットします。これにより、睡眠中の呼吸や心拍などのバイタルサインをストレスなく測定することができるのが特長です。この新技術は、利用者に快適な睡眠を提供し、健康状態をリアルタイムで把握する手助けをします。
特徴と利点
「圧電組紐」の主な特徴には以下のものがあります:
1.
自由な製品設計: 圧電繊維と導電繊維が円筒状に重なった構造のため、形状やサイズの制約が少なく、機能素材を使用することで多様な機能を付加できます。
2.
違和感のないセンシング: 柔らかさと耐衝撃性を兼ね備えているため、上に寝ている人がいても快適に使用できるよう設計されています。脈拍や心拍数などの健康データを計測する際にも影響を受けません。温度変化の影響を受けず、信号も安定しています。
今後の展望
関西大学と帝人フロンティアは、この「圧電組紐」の技術をさらに発展させ、IoT社会の推進に寄与することを目指しています。産学連携を駆使し、革新的な価値の創出を進めていくことで、未来の寝具やウェアラブルデバイスに新たな可能性を提供しています。
まとめ
快適な睡眠を追求した【エアーコネクテッド】SXマットレスは、関西大学と帝人フロンティアの技術革新によって実現された製品です。その柔軟なセンサー技術は、今後の寝具業界に革命をもたらすことでしょう。興味のある方は、ぜひ発売をチェックしてみてください。