同棲・同居前に必要な話し合いとは
株式会社LIFULLが実施した調査によれば、多くの既婚者が同棲や同居をする際に、事前にさまざまな点について話し合うことが夫婦仲を向上させることがわかりました。ここでは、具体的にどのような点を話し合うべきかを紹介します。
同棲・同居の傾向
調査対象は2,558名の既婚者。その結果、約60%の人が「結婚前から一緒に住んでいる」と回答しています。これに対し、結婚後に同居を始めたという人は約40%でした。このデータは、結婚前から生活のスタイルを共有することが一般的であることを示しています。
夫婦仲の良好度
さらに、同棲・同居前に話し合いをしていた夫婦とそうでない夫婦を比較したところ、話し合っていた夫婦は「良好」と回答する割合が約15ポイントも高いことがわかりました。このことから、事前のコミュニケーションが夫婦仲にポジティブな影響をもたらすことは間違いないといえます。
具体的な話し合いの内容
調査により、特に話し合っておくべき内容として「お金の管理方法」が最も多く挙げられました。また、生活費や家事の分担についても、共働き世帯と専業主婦・主夫世帯でのギャップが存在するため、特に注意が必要です。
- - お金の管理方法: 収入の管理、支出の見直しなどを話し合うことが大切。
- - 生活費の分担: 家賃や光熱費、食費の分担方法を明確にする必要がある。
- - 家事の分担: どの家事を誰が担当するのかをしっかり決めることで、後のトラブルを防げます。
調査結果によると、特に「家事分担」が夫婦仲の維持において重要視されており、全体で84.4%の夫婦が事前にこの話し合いをしていることが確認されています。また、連絡の取り方や譲れないことについても高い割合で事前に話し合われていました。
パートナー間の不満
また、パートナーの「家事」に対する不満も調査されています。特に女性の方が不満を抱える傾向にあり、「どちらの担当でもない家事を率先してやらない」ことへの不満が顕著でした。この点において、夫婦間でのコミュニケーションがより重要になります。
住まいの重要性
LIFULL HOME'Sの高瀬一輝氏は、家事分担がスムーズに行われるためには、住まいの設備や間取り選びも重要であると指摘しています。住まいの条件がパートナーシップの質にも影響を与えるため、双方が納得できる選択をすることが重要です。
終わりに
LIFULL HOME'Sは、今後も住まいの重要性や家事のシェアについての理解を深めるイベントを開催する予定です。この機会を通じて、より快適で円満な生活を送るための知識を得ることができるでしょう。興味がある方は、ぜひ参加してみてください。
詳細な調査結果に基づいたこれらのポイントを意識することで、同棲や同居を成功へと導くことができるでしょう。