新たなセキュリティ評価基準を打ち立てるITreview SaaSセキュアチェック
B2B向けIT製品とSaaSのレビューが集まるプラットフォーム「ITreview」を運営するアイティクラウド株式会社が、SaaS導入時のセキュリティ評価を提供する「ITreview SaaSセキュアチェック」の掲載製品数が100を超えたと発表しました。この数字は、ユーザーから寄せられる「より安心して製品を選びたい」というニーズに応える結果となりました。
ITreview SaaSセキュアチェックの誕生背景
ITreviewは、ユーザーレビューを通じたSaaS導入の支援を行っていますが、特にセキュリティ情報に対する要求が急務となっていました。その理由としては、企業ごとにセキュリティ評価の基準が異なり、煩雑なチェックシートが必要になるため、導入プロセスが複雑化してしまうことが挙げられます。
このような問題を解決するために誕生したITreview SaaSセキュアチェックでは、SaaS特化型のチェックシートを用いることで、各ベンダーがセキュリティ情報を公開しています。企業は必要なタイミングで多様な製品のセキュリティ情報を一元的に比較できるため、より効率的な導入プロセスを実現しています。
急速に変わるセキュリティ情報の開示
近年、米国ではサイバー攻撃の進化や法規制の強化に伴って、SaaSベンダーが自社製品のセキュリティ情報を開示することが一般的になっています。これに対して、日本では「競合に情報を知られたくない」といった理由で開示をためらう企業が多いのが現状です。
しかし、ITreview SaaSセキュアチェックに参加する先進的なSaaSベンダーたちは、セキュリティ情報の公開が製品の信頼性を高め、競争優位性を生むと認識し始めています。特に、ユーザー企業にとっては、透明性の高い情報をもって選定が行えるため、安心感が増す結果となります。
掲載ベンダーの支持
私たちは、顧客から強い支持を受けるために、ITreviewのセキュアチェックサービスに賛同する企業が増えてることに注目しています。株式会社Faber Companyの執行役員、月岡克博様は「システム導入を検討するクライアント企業にとって、メリットが非常に大きい」と述べています。また、株式会社ネクプロの取締役COO、西山紀哉様は「スピーディなセキュアチェックが可能になることで、お客様に安心・安全なサービスを提供できる」とその魅力を強調しています。
SaaS導入の新たなスタンダードを目指して
ITreview SaaSセキュアチェックが普及することで、ベンダーはセキュリティ情報を開示することによって優位性を確立することができ、導入企業は複数の製品のセキュリティ情報を一元的に比較することが可能となります。この流れが進むことで、日本においても「セキュリティ情報の開示が当たり前」という文化が醸成され、SaaS選定のスピードが劇的に向上することが期待されます。
ITreview SaaSセキュアチェックは、「セキュリティ評価の負担を軽減し、誰もが安心してSaaSを活用できる未来」を目指して、引き続き進化を続けてまいります。
ITreviewとは
ITreviewは法人向けに特化したレビュープラットフォームで、現場で使用されているIT製品についてのリアルなユーザーからのレビューが集まっています。これにより、顧客満足度の高い製品を見つけることができ、企業がテクノロジーを効果的に活用するための信頼できる情報源として機能しています。
今後も、ITreviewは多様なサービスを通じて企業のニーズに応え続けていくことでしょう。