北潟湖の自然再生を目指して
12月13日(土)に、あわら市の北潟公民館にて「北潟湖 水と水辺のシンポジウム」が開催されます。このイベントは、北潟湖における環境保全の重要性を広めるために、地域住民や教育者たちに向けて実施されます。主催は
北潟湖自然再生協議会で、この団体は平成30年に設立され、北潟湖の水質改善や水辺環境の保全に努めている組織です。
シンポジウムの目的
今回のシンポジウムでは、絶滅危惧種であるニホンウナギの保全に尽力している九州大学の望岡典隆教授による基調講演や、地元小学校の児童による環境活動の発表、さらに専門家によるパネルディスカッションが行われます。これにより、参加者は北潟湖の自然再生に関する知識を深めることができます。参加は無料で、地域の自然環境に興味を持つすべての人に開かれている魅力的なイベントです。
プログラム詳細
1.
子どもたちの発表
- 北潟小学校の5・6年生による「再発見!北潟の大自然」と題した発表が行われ、地元の自然に対する理解が深まります。
2.
基調講演
- 望岡典隆教授が「うなぎとともに拓く未来へ」というテーマで、ウナギの保全に関する自身の研究の成果を発表します。ウナギは豊かな生態系の象徴であり、その未来をどうつなげていくかが話題に上る予定です。
3.
基調報告
- 富永修氏が「北潟湖の豊かな水と水辺を取り戻すために」として、これまでの調査結果や取り組みを紹介し、一般の参加者も理解しやすい内容で解説します。
4.
パネルディスカッション
- パネリストには、北潟漁業協同組合員や、自然再生協議会の副部会長たちが参加し、「北潟湖と共につなぐ未来」というテーマで議論を深めます。
自然再生への取り組み
北潟湖自然再生協議会は「北潟湖の恵みを再発見し、未来に遺そう」というスローガンのもと、協議会設立以来、様々な活動を展開してきました。過去には地域住民や研究者と共に、ワークショップを開催し、これまでの研究と地域の想いを共有しました。今回のシンポジウムは、その成果を元にした新たな試みです。
このシンポジウムは、地域住民が「うつくしい北潟湖の姿」を再生するための理解を深め、活動の輪を広げることを目的としています。
開催概要
- - 日時:令和7年12月13日(土)13:00~16:30
- - 場所:北潟公民館(あわら市北潟150-1)
- - 参加対象:地域住民、自然環境に興味がある方、報道関係者
- - 参加費:無料
- - 詳細:チラシリンク
このイベントは、環境保全の意識を高める絶好の機会です。是非多くの方々にご参加いただき、北潟湖の未来について共に考えていきましょう。
地域の魅力
福井県あわら市は、温泉地として知られる地域であると同時に、多くの自然環境に恵まれています。北潟湖の水辺は、釣りやカヌーなどのアクティビティが楽しめるスポットとしても人気があり、多くの人々が訪れています。この地域の魅力を知り、しっかりと環境を守っていくことが次世代へつながる道です。
このシンポジウムを通じて、北潟湖がもたらす恵みとその大切さを改めて感じてみませんか?