スペースシフトとVegaCosmosが手を組む
2023年、株式会社スペースシフト(本社:東京都)が、ベトナムの地理空間技術企業であるVegaCosmos Co., Ltd.(本社:ベトナム)と戦略的業務提携を結びました。この提携の目的は、衛星データを用いた地理空間アプリケーションと技術の開発です。
衛星データ解析にもっとアクセスを
両社の連携により、スペースシフトの先進的な衛星データ解析AIと、VegaCosmosが提供する地理空間プラットフォーム「GEOHUB」を融合させ、より効率的なデータ解析サービスを実現します。このサービスは、環境モニタリングや都市計画、災害リスク軽減、スマート農業など、ベトナム国内及びその周辺地域が抱える問題の解決を目指しています。
GEOHUBは、衛星ツールやAPIを提供するオープンかつモジュール型のプラットフォームであり、ユーザーに高度なリモートセンシング製品やサービスを提供します。VegaCosmosは、スペースシフトが推進する衛星データ事業共創プログラム「SateBiz」(旧称:SateLab)における重要なパートナー企業であり、この連携でもSateBizのコミュニティを利用していく予定です。
連携の強化がもたらす未来
提携の署名式では、VegaCosmosのNguyen Ngoc Quang氏から、スペースシフトの最高事業責任者(CBO)多田氏への記念品の贈呈が行われ、両社のパートナーシップを祝いました。Nguyen氏は、「この協業はベトナムから世界に向けてスペーステックのエコシステムを構築するための大きな資産になる」とコメントし、協力を強調しました。
さらに多田氏は、「この提携を通じて、国境を超えたソリューションの開発と提供を進めることができるのを嬉しく思います。VegaCosmosの地域ネットワークと当社の衛星データ解析AIを活かし、日越両国、さらにはグローバルな展開を目指します」と語りました。
課題解決に向けて
今回の提携は、東南アジア諸国が直面する気候変動や都市化、インフラの強化といった様々な課題に対応するための重要なステップです。両社は、この連携を通じて地理空間情報を活用したデジタルトランスフォーメーション支援や、日本とベトナムの協力関係の強化を目指しています。
VegaCosmosについて
VegaCosmosは、AI技術を駆使した地理空間SaaSプラットフォーム「GEOHUB」を提供する企業であり、都市計画、防衛、環境管理、スマート農業などの分野で衛星ソリューションを展開しています。彼らは、「GeoSpatial AI for All」をミッションに掲げ、グローバルなスペーステックエコシステムの構築を図っています。
VegaCosmosに関する詳細は、
公式サイトや
GEOHUBをご覧ください。