大雪と通行止め調査
2025-03-19 09:50:18

大雪による予防的通行止め調査が示す社会の意識と行動変容

調査の背景



2025年3月4日から5日の間、関東地方において大雪の予測があり、その影響を未然に防ぐために高速道路や国道での予防的通行止めが実施されました。この措置は、首都圏における昨年2月以来、約1年ぶりの実施となります。そこで、株式会社サーベイリサーチセンターは、通行止めに関する前年のデータを基に、今回の通行止めの認知や行動について再度調査を行いました。

調査方法と対象



調査は、2025年3月5日から7日にかけて行われ、インターネットを通じてパネル調査が実施されました。対象は、東京都や周辺県に住む運転者で、年代も20代から60代以上まで多岐にわたりました。最終的には1,200件の有効回答が得られました。

調査の主な結果



1. 予防的通行止めの評価


今回の通行止めについては、緊急発表が午前11時に行われ、実際の降雪量も予報より少なかったものの、通行止めを「評価できる」または「納得できる」と回答した割合は約90%に達しています。これは前回と同様、非常に高い評価であり、予防的措置に対する理解が広がっていることを示しています。

2. 認知経路


通行止めについてどのように知ったかを尋ねたところ、テレビが69.2%、Webニュースが34.6%、ラジオが12.0%となり、前年と同様の傾向が見られました。特に、雪の予報に関しては88.4%が「前日までに知っていた」と回答し、過去に比べて認知度が向上しています。年代別では、60代以上の人々は94.6%が前もって知っていたと答え、20代以下が78.3%と最も少ない結果となっています。

3. 行動変容


通行止めが実施されたことによる行動の変化について調査したところ、到着時間を早める選択をした人は27.7%で、前回よりも減少しています。一方で、予定通りに出発した割合は41.3%に達し、より多くの人々が柔軟に対処していることがわかります。これは、緊急発表が行われたことに加え、積雪が少なかったことが影響したと考えられます。

結論



今回の調査により、予防的通行止めに対する理解と行動が確実に変化していることが示されました。大雪の影響に備えるための施策が、より多くの人々に受け入れられ、評価されていることが重要です。今後もこのような情報が広がり、安全運転の促進につながることが期待されます。


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会社情報

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株式会社サーベイリサーチセンター
住所
東京都荒川区西日暮里2-40-10
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