株式会社リクルートが運営するジョブズリサーチセンター(JBRC)が発表した「北海道版 アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、2024年12月の平均時給は1,104円となり、前年同月比で29円の増加、増減率はプラス2.7%と報告されています。これに対し、前月と比較すると20円の減少で、減少率はマイナス1.8%です。特に、事務系職種は前年同月比で99円の上昇(8.2%増)を見せており、求人数が増加したことが影響していると考えられます。また、フード系の職種でも43円のプラス(4.1%増)が確認されました。一方、製造・物流・清掃系は前年同月よりも35円の増加(3.3%増)となっています。これに対し、前月比では製造・物流・清掃系が50円減少(4.4%減)、フード系も15円減少(1.4%減)したため、職種によっては厳しい状況もあるようです。
調査の対象となったのは、リクルートが運営する求人メディア『TOWNWORK』と『fromA navi』に掲載された求人情報から抽出したアルバイト・パートの募集案件です。実施期間は2024年12月1日から31日までで、集計結果には四捨五入の影響があるため、合計数値と表記内の数値が完全には一致しない場合があります。また、調査概要では約157万件の求人情報が有効回答数として抽出されました。
北海道全体の平均時給が前年よりも上昇したことは、依然として求人市場が活発であることを示しており、特に事務系やフード系職種における時給の上昇は、今後の労働市場にも影響を与える可能性があります。求人の動向を定期的に確認することで、求職者や雇用者にとって有意義な情報が得られるでしょう。各職種の詳細な平均時給や増減率は、 PDF形式でリクルートの公式ウェブサイトから確認できます。リクルートは、様々な求人情報を提供している信頼性の高い企業であり、その結果は業界全体のトレンドを知るための参考になります。引き続き、求職者や雇用者は市場の動向に注目し、それぞれのニーズに適した情報を収集することが重要です。