2025年6月のフリーランスエンジニア市場動向
フリーランスエンジニアの皆さん、2025年6月度の月額平均単価に関するデータが発表されました。エン・ジャパン株式会社が運営する『フリーランススタート』の最新調査によると、6月のフリーランス案件の月額平均単価は73.9万円に達したことが明らかになりました。この結果は、フリーランスエンジニアとして働く方々にとっての報酬の目安となるだけでなく、技術力や市場のトレンドを反映しています。
調査結果の概要
- - 平均単価: 73.9万円
- - 掲載案件数: 473,799件
- - 最高単価: 225万円
このデータは、フリーランス業界の現状を反映したものとして非常に興味深い結果です。特に目を引くのは、開発言語別に見ると「Rust」の平均単価が2ヵ月連続で上昇し、6月の調査では+1.2万円という結果を残しました。このことから、Rustの市場における需要の高まりとその傾向が伺えます。
また、職種別に注目すると、特に「iOSエンジニア」が単価の上昇を見せており、こちらも+5.4万という増加が報告されています。このことは、iOSアプリの開発が注目されている結果であり、専門性の高いiOSエンジニアのニーズが急増していることを示しています。
在宅案件の動向
ながら、在宅勤務と常駐勤務の両者についても興味深いデータが揃いました。在宅案件が全体の32.1%を占めており、報酬面では常駐案件と比較して在宅案件の方がわずかに高いことが確認されました。具体的には、常駐案件の平均単価が72.6万円で、在宅案件は76.4万円となっています。
開発言語とフレームワークの変化
開発言語に目を向けると、全体的に単価は増加傾向にあり、トップ15の開発言語での案件数も増加しています。「Go言語」や「Rust」、「TypeScript」といったモダンな言語がランキングの上位を占めており、フリーランスにおける市場価値の高さを物語っています。
一方、フレームワーク別に見ると、「Next.js」を除いては大きな変化は見られず、特に「Nuxt.js」がランキングを上げており、需要の高さが伺えます。
フリーランススタートの機能
フリーランスエンジニア向け案件検索エンジン『フリーランススタート』は、2018年からサービスを展開しており、日本国内で最も多くの案件情報を取り扱っています。このサイトでは、開発言語や単価、勤務地、特性などの条件をもとに、フリーランスエンジニアが自分に最適な案件を効率的に検索できる環境を提供しています。加えて、紹介される案件に対するエージェントの評判や口コミも確認することができ、安心して案件に応募できる仕組みとなっています。
今後も、フリーランス市場の動向を注視しながら、こうしたデータを精査し、エンジニアの案件獲得支援を行っていく所存です。新たな市場のニーズに応えるため、引き続き努力して参ります。