ADワークスグループの2025年12月期第3四半期決算発表
株式会社ADワークスグループ(東証プライム:2982、以下「ADWG」)は、2025年12月期の第3四半期に関する連結決算を公表しました。発表された内容は、業績の急成長を反映し、特に税前利益において前年比207.9%という驚異的な数字を記録したことが注目されています。
上方修正の進捗率92.7%
8月に上方修正した税前利益計画に対し、その進捗率は92.7%を達成しました。具体的には、税前利益は37.0億円、純利益は23.1億円に達し、これらは前年同期比でそれぞれ200%以上の増加を示しています。これに伴い、通期計画の税前利益と純利益について再度の上方修正を行いました。この成功は、今後のさらなる成長を予感させます。
配当金の増配決定
好調な業績に応じて、期末配当金も第2四半期決算発表時から2円の増配が決定されました。この増配は、株式会社ADワークスグループが株主還元を重視している証でもあり、市場からの期待感をさらに高めています。
不動産小口化事業の成功
不動産小口化事業においても、好調な実績が上がりました。第3四半期における販売額は過去最高の67億円を達成し、年間販売目標200億円に対し、すでに進捗率は89.5%となっています。この結果は、500以上ある販売提携先との連携が功を奏した結果であり、権威ある不動産小口化商品「ARISTO」の販売も好調です。
収益不動産販売事業の利益率向上
さらに、一棟収益不動産販売事業においても売上284億円、売上総利益46.4億円と前年比で153%の成長を果たしました。この利益率の改善には、物件の収益力を高める施策が功を奏し、業績に寄与しています。
株価上昇と市場の期待
株式市場においても、ADワークスグループの株価は第二四半期の決算発表後に上昇し、一時500円を超えました。機関投資家とのミーティングも増え、市場からの期待が高まっていることが伺えます。決算を受けてのミーティング件数は前年同期比で18件増加し、合計22件となりました。
経営計画の進捗
ADワークスグループは、「第2次中期経営計画」に基づく活動も進めています。2024年までに目指す「北極星」として掲げるビジョンは、企業の成長とともに、広く社会に貢献することを目的としています。10年後の具体的なビジョンとして「富の循環を創出し、誰もが心に火を灯せる社会を作る」が掲げられています。
会社概要
ADWGは、東京を本社に持ち、大阪や福岡、さらには海外のロサンゼルスにも拠点を展開しています。1886年の創業以来、約140年の歴史を誇り、不動産に特化した投資ソリューションを提供しています。会社名の由来は「青木染工場」で、歴史的な背景が企業文化に色濃く影響を与えています。
今後のさらなる成長が期待されるADワークスグループの2025年12月期第3四半期決算は、これからの動向に注目です。