バリィさんと障がい者アートの新たなコラボレーション
今治市の人気マスコットキャラクター、バリィさんが、障がい者アートと初めてコラボレーションして誕生した商品が、2024年12月18日に販売されることが発表されました。この新商品は「一筆箋&メッセージカード」で、障がい者アートの作品を通じて、心を温めるメッセージを届けることを目的としています。
新商品の背景
このコラボレーションは、三浦工業と力を合わせて開催した「ほっと・ハート・アートコンテスト」に端を発しています。その中で、障がい者の方々の独自で豊かな表現力に感銘を受けたことから、商品化が進められました。商品開発には、特に入賞作品を提供した長谷部克夫さんの参加があり、その優しいタッチのデザインが特徴的です。
長谷部さんの作品『ペンギンズ』は、彼が通う社会福祉法人来島会の支援を受けて生まれました。長谷部さんは、日々の生活の中で丁寧に行動しており、描いた作品もまた、心温まるもので、多くの方々に愛されることを願っています。
商品の詳細
商品名は「バリィさん×ダンサーZOO 一筆箋&メッセージカード」で、内容は一筆箋20枚とカード2枚が含まれています。販売価格は550円。手書きのメッセージを添えることで、大切な人との絆を深めることができる贈り物です。この商品には、今治の魅力を感じられる要素が盛り込まれており、思いを贈ることをテーマにしています。
参加したアーティストの紹介
長谷部克夫さんは、愛媛県今治市に住む障がい者アーティストで、社会福祉法人来島会の指定多機能型事業所『ふきあげワークス』に通っています。実際の日常の中で、彼は箱詰めやシール貼りなどの作業をこなしており、その傍らで描かれる作品は貴重なアートとして評価されています。
長谷部さんは普段絵を描くことは少ないものの、描く時には見る人の心を温めるような素敵な作品を生み出します。新商品のイラストには、バリィさんも手書き風の温かみのあるデザインで登場します。さらに、一筆箋にはバリィさん自身の手書きの罫線が用いられており、商品全体に親しみやすさが感じられます。
地域との協力
この取り組みには、地域の企業との連携が不可欠です。第一印刷株式会社の代表取締役社長・西原孝太郎氏は、地域内のクリエイティブ集団とのコラボレーションの重要性を強調し、長谷部さんの作品が多くの人々に感動を与えることを信じています。
また、社会福祉法人来島会の理事長・越智清仁氏も、「今回のコラボレーションが新たな活躍の場を創出する」と期待を寄せており、今後の展開に向けた意欲を示しています。
まとめ
「バリィさん×ダンサーZOO 一筆箋&メッセージカード」は、ただの文房具ではなく、心がこもったメッセージを伝えるためのアイテムです。障がい者アートと地域のクリエイティブな力が融合し、新たな魅力を生み出す試みが、この商品に詰まっています。
この商品が多くの人々に手に取られることで、今治市の魅力や地域の障がい者アートの素晴らしさが広がることを期待したいところです。