介護保険外サービス「まごころサポート」の新たな動き
介護業界の新しい潮流として、看護師と介護福祉士が協力して提供する介護保険外サービス「まごころサポート」が注目されています。運営する株式会社MIKAWAYA21は、全国に160店舗を超えるフランチャイズを展開し、地域密着型のサービスを提供していますが、今回新たに株式会社Flowが「まごころサポート千葉東葛Flow店」を通じてこのサービスに参入することが決定しました。
Flowの理念と背景
2020年に創業した株式会社Flowは、シニア層を対象にした介護相談や孤立したママへの支援を行っており、キャッチフレーズとして「生きがいを持って生きている人は活き活きしている」を掲げています。現場で看護師や介護福祉士としての経験を積んでいる代表の大塚倫也氏は、介護保険や医療保険の限界と向き合い、より包括的な支援が求められていることを実感していました。そこで、MIKAWAYA21開発のまごころボタンを利用した新たなサービスを提供することを決意しました。
まごころボタンの特長
まごころサポートが提供するこの「まごころボタン」は、簡単にコンセントに差し込むだけで使用できる画期的なデバイスです。安否確認や内服確認、音声録音はもちろん、直接オペレーターと連携することができるため、シニアの皆さんの多様な問題に対してワンストップで解決できるメリットがあります。これは、従来の介護保険外サービスにはない新しいシステムで、利用者にとって非常に便利で魅力的です。
Flowのアプローチ
ただし、Flowはサービスの効果を最大限に引き出すには使い方が重要だと認識しています。シニアそのものの悩みだけでなく、家族やコミュニティ全体の課題を理解することが必要です。地域の訪問看護や医療機関の連携とも協力しながら、ケアマネージャーや訪問介護のニーズにも応えることで、生活の質(QOL)の向上を図ります。
具体的な支援例
たとえば、独居の高齢女性が料理を作ることを億劫に感じている場合、一般的には宅配食サービスを優先する流れがあります。しかし、Flowではこの女性が持っている「料理を作る楽しさ」や「社会的な役割の喪失」の問題に着目します。料理を一緒に作ったり、地域の子ども食堂で料理を振る舞ったりすることで、彼女の生活に楽しみや価値を提供することを考えます。これにより、身体的なケアだけでなく、精神的なケアをも重視するアプローチを採っています。
幅広いサービス展開
Flowは「まごころサポート千葉東葛Flow店」において、料理の支援だけでなく、介護保険の手続き、施設の紹介、終活支援、健康相談など多岐にわたるサポートを予定しており、千葉東葛地区を中心にさらなる展開を図る計画です。
店舗情報
- - 店舗名: まごころサポート千葉東葛Flow店
- - 営業時間: 月〜日 9:30〜21:30
- - 定休日: 木曜、祝日
- - 住所: 千葉県市川市東大和田2−6−7
- - アクセス: JR本八幡駅より徒歩10分
会社概要
- - 社名: 株式会社Flow
- - 代表: 大塚倫也
- - 本社: 東京都江戸川区北小岩4−16−11−507
- - URL: 株式会社Flow
今後の地域密着型サービスとしての「まごころサポート」が、どのように利用者の生活に寄与していくのか、ますます期待が高まります。介護の新たな形を目指すFlowの今後に注目が集まります。