焼酎改革の夢
2023-04-01 01:01:52
日本の蒸溜酒に新風を!多田匠が挑む焼酎改革の夢
28歳の蒸溜家が挑む夢
日本の伝統酒である焼酎。そのイメージは、多くの若者によって「おじさんの飲み物」や「飲みにくい」といったネガティブな捉え方をされている。しかし、そんな状況を打破すべく立ち上がったのが、28歳の蒸溜家、多田匠氏である。彼は自身のブランド「クラフトマン多田」を通じて、日本の蒸溜酒の魅力を伝えるべく奮闘している。
焼酎へのネガティブな印象を払拭
多田氏が「クラフトマン多田」を立ち上げた背景には、同世代の仲間たちの焼酎に対する偏見があった。「臭い」「アルコールがきつい」「ダサい」といった声は少なくない。彼は、これらの印象を変えることが自身の使命であると考えている。そして、そのために全く新しい蒸溜酒を創造することを決意したのだ。
クラフト焼酎「クラフトマン多田」
彼が手がけた「クラフトマン多田」は、「究極のペアリング体験」をテーマにしたクラフト焼酎である。単なる「合う・合わない」ではなく、料理の旨味を引き立て、ペアリングすることでより深い味わいを体験させることを目指している。この考えに基づいて、多田氏は料理との相性を研究し、焼酎の新たな楽しみ方を提案している。
このアプローチは、昨年フランスでの「KURA MASTER」において金賞を獲得し、さらには世界一のクルーズトレイン「ななつ星in九州」にも搭載されるなど、多くの評価を得ている。
未来へのビジョン
多田氏は、同世代に蒸留酒の新たな可能性を伝えるとともに、焼酎への固定観念を覆すことを目指して活動している。料理とのペアリングを楽しむことで、実際に「美味しい」と思ってもらう体験を提供したいと語っている。
「April Dream」というプロジェクトを通じて、夢を語る多田氏。その先には、焼酎の新たな価値を見出し、皆に楽しんでもらえる未来を描いている。
会社概要と背景
株式会社天盃は、明治31年に設立され、日本初の大麦100%の焼酎を生み出した蔵元である。彼らの製造哲学は「世界に誇れる蒸溜酒づくり」であり、無添加で自然な味わいの焼酎を追求している。
福岡県と佐賀県産の二条大麦を使用し、オリジナルの蒸溜器でウイスキーやスコッチと同様に2回蒸溜することで、今までにない深い味わいを実現している。
これからも、多田匠氏と天盃の挑戦は続く。彼の夢が実現する日を楽しみに、今後の展開に目が離せない。
会社情報
- 会社名
-
株式会社天盃
- 住所
- 福岡県朝倉郡筑前町森山978番地
- 電話番号
-
0946-22-1717