阪神梅田本店でのナルコレプシーの個展
2023年12月4日から10日まで、阪神梅田本店8階のアートギャラリー「ハローカルチャー」で、アーティスト「Narcolepsy1999(ナルコレプシー)」による第7回個展「à volonté〜ア ヴォロンテ〜」が開催されます。ナルコレプシーは、現代の流行や価値観を取り入れた美人画を特徴としており、幅広いジャンルから注目を集めています。特に、今回の展覧会では、即完売となった人気の「暗黒シリーズ」を含む新しい作品約25点を展示。その魅力に迫ります。
新しい美人画の誕生
ナルコレプシーの作品は、“今の美人画”を追求したものであり、その特徴はデジタルで一度仕上げた絵を元に、油彩やアクリル絵具などを駆使してキャンバスに描いていくという制作手法にあります。作品の中には、漫画やアニメの要素が取り入れられたものも多く、時代を反映した現代的な美人画が揃っています。また、鏡や廃材を用いた作品もあり、視覚的なインパクトに加え、深いメッセージ性があります。
展示作品の一部紹介
- - 「PARASOL」: キャンパス・アクリル 65.2×53×2.2cm。価格は330,000円で、特注の木枠が使用されています。
- - 「Score-I」: キャンパス・アクリル 45.5✕33.3✕2.2㎝。価格は176,000円。
- - 「a volinte」: キャンパス・油彩 116.7✕72.7✕2.2㎝。1,100,000円の特注木枠を使用。
これらの作品には、「描き上げたばかりなのに、ずっと前からから息をしているような趣きを絵に宿したい」という作家の思いが込められています。
Narcolepsy1999について
Narcolepsy1999(ナルコレプシー)は、1999年に神奈川県で生まれ、2020年にナルコレプシーの一種を発症。看護学校を中退した後、2021年から独学で絵を始め、SNSで作品を発表。2022年には日本アートテック協会の展覧会に入選し、その後、国内外の展覧会に積極的に参加しています。
最近では、ボストン、上海、台湾などの国際展でも注目を浴びており、作品の展開が期待されています。特に彼女の作品は、独特の視点からの美人画として、多くの鑑賞者に感動を与えています。
最後に
この個展は、現代美術を楽しむ機会であり、アート愛好者はもちろん、初めての方も気軽に訪れて楽しむことができる展示です。明るい感性を持ったNarcolepsy1999の作品に、ぜひ触れてみてください。入場は無料で、気軽に立ち寄ることができます。特に人気作品は早い段階で完売する可能性が高いため、早めの訪問をおすすめします。
詳しい情報は、「美術散歩」公式サイトをご覧ください。