Jリート非公開化
2022-04-27 11:13:21

ガウ・キャピタル、30億米ドルのオフィス特化型Jリートを非公開化

2022年4月27日、香港を拠点とする不動産プライベート・エクイティのガウ・キャピタル・パートナーズ(以下、ガウ・キャピタル)は、30億米ドルに上る規模のオフィス特化型Jリートを非公開化したと発表しました。このリートは東京を中心に、グレードAおよびBのオフィス18棟から構成されています。

この新しいポートフォリオは、総賃貸可能面積が89,736坪に及び、東京に12物件、横浜に3物件、名古屋、福岡、大阪にそれぞれ1物件ずつ配されています。いずれの物件も地下鉄駅から徒歩10分圏内に位置し、交通の利便性が非常に高いことが特長です。また、平均入居率は98%以上と高水準を維持しています。

ガウ・キャピタルのマネージング・プリンシパル兼社長のKenneth Gaw氏は、「日本市場でインベスコとの協業により、このような前例のないスケールの取引を完了できたことを非常に嬉しく思っています。日本市場での豊富な知識と経験を生かして、新たな高品質なオフィスインフラを提供していきます」と発言しました。

さらには、マネージング・ディレクターのIsabella Lo氏も「日本市場で初めてJリートの非公開化に成功したことを嬉しく思います。今回のポートフォリオは一等地に位置し、環境認証も受けた高品質なオフィスです。私たちは今後の日本の不動産市場に多くの投資機会が存在すると確信しています」と付け加えました。

ポートフォリオに含まれている物件は、西新宿プライムスクエア、恵比寿プライムスクエアタワー、名古屋プライムセントラルタワー、横浜クイーンズスクエアなど多岐にわたります。高品質なオフィスを中心としたこのリートは、ガウ・キャピタルにとって重要な資産であり、さらなる成長の基盤となるでしょう。

ガウ・キャピタル・パートナーズは2014年に大阪のハイアットリージェンシーを取得して以来、日本市場に本格参入しました。これまでにも大阪や東京で多数の不動産取引を手がけており、特に2016年には大阪でのホテル案件を売却し成功を収めています。現在も、青山ビルや横浜みなとみらいセンタービルなど、さまざまなポートフォリオを展開しています。

また、ガウ・キャピタルはアジア太平洋全域において商業用不動産の投資やリニューアルに成功体験を持ち、広範な資産運用を展開しています。近年では香港のショッピングモールを数多く取得し、地域活性化を目指すとともに、中国本土でも物流プラットフォームやアウトレットモールの展開に力を入れています。

このように、ガウ・キャピタルは不動産市場における特化した戦略で成功を収めており、今後もさらなる進展が期待されます。詳細については公式サイト(www.gawcapital.com)をご覧ください。海外市場の動向も注目されており、アジアパシフィック地域での展開が今後の動きに大きな影響を与えるでしょう。

会社情報

会社名
Gaw Capital Partners
住所
東京都中央区銀座6-10-1Ginza Six 13階
電話番号

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。