ALGO ARTISが富士工業へAI活用の生産計画最適化ソリューションを開発
株式会社ALGO ARTIS(アルゴ・アーティス)が、富士工業株式会社(FUJIOH)に向け、AI(アルゴリズム)を駆使した工場の基準生産計画最適化ソリューションの開発を開始しました。この新たな取り組みは、一般家庭用厨房機器分野では初の試みであり、今後さまざまな業界に向けて「社会基盤の最適化」をビジョンに掲げて多様な課題の解決を目指します。
FUJIOHのニーズと改善点
FUJIOHは一般家庭用および業務用厨房機器の設計、製造、販売、アフターサービスを提供しており、一般家庭用のレンジフードでは国内シェアで1位を誇っています。しかし、その一方で生産プロセスは複雑化しており、需要変動や生産ラインの状況を考慮した生産計画の策定が求められています。これに伴い、従来のやり方では工数が増えたり、プロセスがブラックボックス化するという課題が浮き彫りになっていました。
ALGO ARTISの新しいアプローチ
そこでALGO ARTISは、独自のアルゴリズムを用い、実際の運用ルールを反映させたオーダーメイドのソリューションを開発しました。このソリューションにより、生産計画の自動最適化が実現されます。これによって、計画作成にかかる時間が大幅に短縮され、業務の負担が軽減されるだけでなく、業務の透明性を向上させることが期待されます。また、最適化された生産計画によって生産効率の向上と安定供給を目指しています。
現場の声:FUJIOHの期待
富士工業の生産管理部長、大久保健氏は、「これまでは手作りで生産計画を立てていましたが、近年はその過程が非常に複雑になっています。そのため、別の方法を検討していましたが、ALGO ARTISとのコラボレーションが最適だと判断しました」と述べています。具体的には、ヒアリングを通じてALGO ARTISの業務理解力と提案内容が評価された結果、「一緒に仕事がしたい」との共通認識が生まれました。
未来へ向けた展望
今回の最適化ソリューションにより、工数削減と生産プロセスの効率化が期待されており、さらには需要予測やサプライチェーン全体の最適化に向けた取り組みも広がっていく予定です。ALGO ARTISは、業界を超えた適用範囲を目指し、特殊なアルゴリズムと高い技術力を駆使して、より良い製品とサービスを提供していく方針です。
企業情報
株式会社ALGO ARTISは、「社会基盤の最適化」を企業ビジョンに掲げ、人手による計画策定の限界を超えた高度な最適化を実現するAIソリューション「Optium」を開発・提供しています。 2021年に設立され、東京都港区に本社を構えています。
詳細は
ALGO ARTIS公式サイトをご覧ください。